2008年12月22日
北見市長は小谷前道議に「チェンジ」! TKB逃亡の噂
当選を喜ぶ小谷新市長陣営(写真左3人目から松木衆議、小谷新市長、鈴木宗男大地代表)
神田孝次前市長の辞職にともなう北見市長選挙は12月21日投開票され、前民主党道議で「市民党」をかかげ、無所属で出馬した小谷毎彦氏(民主・大地・社民推薦)が前職の神田氏(無所属)を破り初当選した。
小谷氏の選対事務所には、選挙戦に積極的に協力した松木けんこう衆議(比例道ブロック)と、新党大地の鈴木宗男代表も姿を見せた。この日の鈴木代表は松木衆議のトレードマークである、オホーツクブルーの背広姿で登場。連携の強さをアピールしていた。
北見市長選挙 平成20年12月21日
【開票速報】( 確 定 ) 12月21日 22時25分発表 |
選挙当日の有権者数 | 103,503人 | |
---|---|---|
投 票 者 数 | 67,533人 | |
投 票 率 | 65.25% |
当 | ||
届 出 | 1 | 2 |
候 補 者 名 | 小 谷 つ ね ひ こ | 神 田 こ う じ |
党 派 | 無 所 属 | 無 所 属 |
速報発表時間(開 票 率) | 得 票 数 合 計 | |
22時25分現在 (100.00%) | 35,328 | 31,563 |
22時00分現在 (44.42%) | 15,000 | 15,000 |
21時30分現在 (4.44%) | 1,500 | 1,500 |
また、対する神田陣営の選対総本部長を務めていた武部勤元自民幹事長は、この日の最終便で東京から戻る予定を午前10時20分の便に変更したまま北見に戻らず、なんと神田選対事務所に姿を見せなかった。小谷選対には午後6時半頃にその情報が流れ、「選対総本部長がいない開票なんて聞いたことがない」「負けるのが分かったから逃げたんじゃないのか」といった噂が飛び交い、早々と楽勝ムードが流れていた。
地元の名探偵の推理によると、「今回の神田市長の辞職-市長選をワンテーマで争うという図式は、小泉内閣の郵政選挙の流れに大変よく似ている。もしかすると過去の成功体験を忘れられない某実力者が、地域の声を聞かず読まず、『ワンテーマのYES,NOという単純な図式でやれば支持が集まる』と思い込み、神田市長を動かしたのではないか」と読んでいた。「偉大なるイエスマン」は、地元では「偉大なるワンマン」であり、権力者である自らのアイディアは必ず成功すると思っているようだが、北見市民はそんな単純な手には乗らなかったようだ。
今回の争点であった老朽化著しい市庁舎と北見赤十字病院の移転に関し、あたかも同病院がなくなるかのようなデマを流し、「未熟児の子供を救ってください、助けてください」などと、いかにも人心に訴えかけるかのような猿芝居を演じていた某地域の実力者もいたようだが、繰り返しになるが北見市民はそんなものに騙されることはなかった。まさに北見市民の「民度」が明らかとなった選挙と言えるのではないか。
支持者の集会で土下座をしてみせた神田元市長同様、もう一度土下座が必要なお人がいるようだ。 (ご)
Posted by 北方ジャーナル at 04:59│Comments(0)
│政治経済
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