2008年12月18日
ネット書店で失敗の巻
クリスマスが近づいて来ると、頭を悩ませるのがサンタさんのプレゼントだ。「寝る前に読む本がないと味気ないよね~」などと一人前のことを言う我が家の一人娘の場合、品目としては本でいいのだが、その選択が結構難しい。
就寝前の読書が習慣化している我が家では、娘も図書館から毎週4、5冊の絵本を借りている。小学2年生のくせに最近は蒐集欲も出て来たらしく、お気に入りのシリーズは書店で購入させられているし、作品の出来不出来には意外とうるさい。昨年はカミさんが選んだ福音館書店の『エルマーのぼうけんセット』が好評で胸を撫で下ろしたが、さて今年はどうしたものか。
ネット書店のAmazonをブラウズしながら、お父ちゃんが苦労して最終候補に残したのが、ポプラ社の『おもしろくてやくにたつ子どもの伝記』全20巻と、岩波書店が誇る名シリーズ・岩波少年文庫からのお父ちゃんセレクションの2つだったが、『~子どもの伝記』の方はどうも人選(?)に何があるような気がして、酔いに任せて後者の方をクリックしたのであった。
Amazonから到着した荷物を開封してみると、さすがは岩波だけに読者層を想定した丁寧な本づくりをしていて好感が持てる。筆者も子どもの頃に愛読した『ドリトル先生』シリーズは訳者が井伏鱒二で、物語を楽しみながら日本語の美しさにも触れられる点もポイントが高い。
「うーん、これはいい」。自画自賛しているとカミさんが背後で一言、「これ、習っていない漢字が多すぎて、ちょっと早いわね」。お父ちゃんが選んだ本はボツを免れたものの、メインのプレゼントは20日にオープンするジュンク堂書店の札幌店でカミさんが選んで来ることに相成った。
「子どもの本はねぇ、ちゃんと実物を見て選ばないとダメよ」
駄目押しの一言が胸に沁みる、師走の夜なのである。(ひ)
Posted by 北方ジャーナル at 18:32│Comments(0)
│どうでもいい話
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