月刊誌「北方ジャーナル」公式ブログ

　大安の10月13日、飯島夕雁衆議（北海道10区）の選対事務所開きが午前9時半から岩見沢市にある飯島事務所で行なわれた。選挙区内選出の道議や市町村議、関連団体の関係者やマスコミ各社が集まり、会場は熱気に包まれた。
　
　神事に続きあいさつした飯島衆議は「『いつが選挙なの』とよく聞かれますが、私にもよくわかりません。私はこれまで同様、今任期のある限り、地域の山積する課題のために少しでも取り組み、来るべき衆院選では堂々とたたかっていく」と述べた。
　
　この日は同市に住む夫の則行氏と、飯島議員の両親も出席。歌人でもある父、西田玻真路（はまじ・短歌結社托生名誉主宰）氏は、
　
　秋晴れの極みの空に声満ちて鳥群れ遊ぶ空知また留萌
　
　と詠んだ。

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「ミッチーの息子」こと渡辺前大臣
　
　午前11時からは、歩いてすぐの距離にある「岩見沢平安閣」で政経セミナーが開催され、ゲストとして渡辺善美元内閣府特命担当大臣と武部勤元自民幹事長が登場した。


あるマチの祭りで青年と握手しようとしたら「僕、郵便局員なんで握手しません」と言われた武部氏
　
　武部元幹事長は、予定時間をオーバーして熱弁をふるった。主な部分をピックアップしてみると、
　

◆自民党と民主党とどこが違うかという時に、国民の皆さん方に一番分かりやすいのは、民主党はご案内の通りね、（代表選に）出たい人が沢山いたんだけども、牢名主のような代表の下、誰も物が言えなくなっちゃった。縮こまっちゃった。結局、小沢さん一人しか出なかったじゃないですか。

（ところで「友党」であるところの公明党は、代表選挙をしたことがあるのか。公明党の代表を決めているのは、どこの誰なのか）
　

◆自民党の支持率は解決してます。私もマスコミによれば「次の選挙は危ない」と言われてるんですよ。しかし自民党の支持率は、私の選挙区（北海道12区）も、グーンと上がって今39.8%ですよ。民主党の支持率は、私の地元のある調査では24ポイントしかない。もう15ポイントぐらい、自民党の支持率が北海道で上がってる。自民党が弱い北海道で。
　ここ第7選挙区、いや7じゃない、10区だな。さっき車に乗ってたら伊東良孝（元）釧路市長から電話が来たもんですからね、間違った。
　第10区、ここも間違いなく、自民党の支持率は高い。自民党は高いんだけど比例はどっち入れるかと言ったら、民主党の方が高い。なぜか。
　これがね、やっぱり自民党の運転は、この頃酔っぱらい運転酒気帯び運転、居眠り運転が多いんじゃないか。みんなそう思ってるんじゃないですか。

◆昨日の北海道新聞なんかではね、特定郵便局長が、小泉構造改革の旗振り役であった武部勤、郵政民営化を実現してしまった武部勤。怨念が燃えさかって、「絶対たたき落としてやる」と言って頑張ってると。まあ、頑張ってください。
　だけど世論調査によれば、さっきから世論調査の話ばかりしてますけどね、郵政民営化の選挙では最初7％しかなかったけども、小泉さんが「殺されてもいい気構えだ」と言ってから90％まで賛成が増えたんですよ。賛成が増えた。世論ちゅうものは、常に冷静に見てるんですね。
　今なおですよ、今現在なお、郵政民営化が良かったかどうか、圧倒的に民営化が良かったという、これは国民の声なんですよ。

「世論ちゅうものは、常に冷静に見てるんですね」。

　次の選挙で、「世論」がどういった「冷静な判断」をするのだろうか。どこかの国では近頃「解散するする詐欺」と呼ばれる総理大臣がいるらしいが、一刻も早くその「国民の冷静な判断（声）」を、聞いてみてはどうか。

　武部氏が語った、出所不明の「ある世論調査」では、自民党の支持率はグーンと上昇しているとか。ぜひその調査を信じて、来る衆院選で大勝利していただきたいものだ。（ご）