2008年05月23日
競馬好きにはたまらない「日高育成牧場」
馬産地・日高をグルグルと回ってきた。報道記事の取材に行ったはずが、府中競馬場に通い詰めていた学生時代(馬券は買っていなかったことにしておく)の記憶が甦ったのか、いつの間にやら「ぶらりサラブレッドの旅」の風情に…。
宿泊地とした浦河町で入念な聞き込みを敢行し、土地の滋味を味わえる飲食店や土産物、観光名所などを押さえた結果、2日目に必ず見ておこうと心に誓ったのが、JRA(日本中央競馬会)が運営する「日高育成牧場」だ。
浦河町役場の職員から「日高羊羹」を買い求めた菓子店の女将、晩飯に旨い肴を堪能させてくれた「味の散歩道 初子」の大将に至るまで、馬産地の人たちが寄ってたかって「あそこは素晴らしいよ」というのだから、これはよほどスゴいに違いない。期待に胸を膨らませ、浦河町と帯広市を結ぶ国道236号線「天馬街道」を目指した次第である。
日高育成牧場は、お馴染みの観光名所「うらかわ優駿ビレッジ AERU」(アエル)のさらに奥にある。新ひだか町の「二十間道路桜並木」ほどの知名度はないが、素晴らしい景観を誇る「優駿さくらロード」を抜け、悠々と草を食むサラブレッドたちを眺めながらクルマを走らせると、アッと言う間に到着。見学料金は無料。さすが、天下のJRAは太っ腹だ。
場内に入ると、なるほどスゴかった。見学無料に喜んでいる場合ではないのである。ここは、競走馬デビューを目指す若駒たちの育成・調教の場だが、広大な敷地のスケール感と施設の充実ぶりには圧倒される。
「東洋一の軽種馬育成調教場」と謳われるだけあって、施設内容にも目を見張るものがある。例えば、ウッドチップを敷き詰めた1,000メートルの屋内直線馬場は、馬場の性能やコース幅などを含めた建築精度まで、それぞれの専門家なら一目で分かるほど高いレベルにあるそうだ。
追切調教の映像で見る機会の多い坂路コースが非公開なのは残念だったが、見学コースにある施設だけでも競馬ファンなら涙がチョチョ切れることだろう。若駒に乗って移動中のスタッフも、見学者を見かけると「こんにちは」と笑顔で挨拶してくれる。実に、爽やかなのである。
動画は、1周600メートルの屋内トラックの模様。軽く流しているように見えて、肉眼で見るとかなりの迫力だ。
種付けシーズンが終われば、新冠町の「サラブレッド銀座」などで懐かしの名馬に出会うこともできる。競走馬生産は日高を支える農業であり、観光業。日高の風を肌で感じれば、馬券を買う楽しみがさらに増すかもしれない。(ひ)
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Posted by 北方ジャーナル at 23:08│Comments(0)
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