2008年04月29日
札幌市下水道科学館にて
祝日の朝から仕事をするにはヤケクソ気味の心構えが必要であって、やはりハードロックのお世話になる。
iPodでディープ・パープルの「メイド・イン・ジャパン」をかけ、名曲「チャイルド・イン・タイム」のイアン・ギランに合わせて「アーアーアー」と叫びつつ激しく打鍵していると携帯が鳴る。
情報提供の電話であって、20分ほど話した後に別の人に電話をかけると、どうやら「あの件」はずいぶん脂っこい展開になっているらしい。説明すると長いので全て割愛してしまうが、多分この件はほとんどの道内メディアが追っていると思われる。
電話の最中、娘が近寄って来て「ゲー」のポーズをしていたが、要するに札幌市下水道科学館に行きたかったらしい。しぶしぶ連れて行った次第だが、オープンから11年が経つ同館は相変わらず面白い。目玉の「サブマリンアクアツアー」なんぞ、かれこれ20回は体験しているが、スクリーンから飛び出る映像にはついつい仰け反ってしまうのである。
思い起こせば同館のオープン時、施設概要を紹介する記事を担当したのだった。書き上げて、市下水道局の担当者に事実関係に誤りがないか確認してもらったところ、それが思わぬ禍根を招いた。同時期に取材していた日刊紙の記者さんに、市の担当者が資料のひとつとして筆者が書いた記事を渡してしまったのだ。
日刊紙の記者さんは、渡された資料のなかに他の媒体の記事が含まれているとは夢にも思わなかっただろう。同館のオープン前日に大きめの扱いで記事が掲載されたが、倒れそうになったのは筆者である。全体の流れからオリジナルのキャッチフレーズまで、筆者の記事が土台になっていたのだ。
そこが月刊誌の悲しさ。日刊紙の後に発売されたため、こちらの方が記事をパクったような形になってしまった。
話は戻るが「あの件」である。どこまで追いかけるか、その加減が難しい。速報性ではテレビや日刊紙に勝ちようがないので、内容で勝負するしかない。内容で勝てそうもないなら撤退するか、総括的な記事でお茶を濁して敗北感に浸るしかない。
月刊誌も、なかなか難しいのである。
(ひ)
Posted by 北方ジャーナル at 20:41│Comments(0)
│どうでもいい話
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