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2008年04月16日

「レジ袋削減」に向けて共同記者会見

「レジ袋削減」に向けて共同記者会見

 16日午後、イオン北海道(植村忠規社長・写真中央)、コープさっぽろ(大見英明理事長・同左)、マックスバリュ北海道(松長正三社長)が「レジ袋削減の取り組み強化に関する共同記者会見」を札幌グランドホテルで開いた。

「環境の日」である6月5日から、イオン北海道はジャスコ苫小牧店の1階食品売場を中心としたゾーンで、コープさっぽろは苫小牧市と倶知安町の7店舗で、マックスバリュ北海道は苫小牧市と倶知安町の6店舗で、それぞれレジ袋の無料配布を中止して有料化する。

 ジャスコとマックスバリュのレジ袋はLLサイズが1枚5円(税込)、コープさっぽろでは大サイズを1枚5円、小サイズを3円とする。有料レジ袋は複数回の使用に耐えられるよう、従来より厚くして強度を高める。

 レジ袋有料化の理由として3者は、地球温暖化の主要因といわれる二酸化炭素の削減を筆頭に挙げた。イオングループは現在、全国29都市63店舗でレジ袋の提供方法の見直しを実施しており、コープさっぽろはノーレジ袋運動などを推進し、レジ袋の辞退率は4月中にも50%を上回る見込みだという。

 苫小牧と倶知安で「先行実施」される背景としては、地元自治体がレジ袋削減に熱心であることが挙げられた。今回の有料化を「実験」と表現した大見理事長は、「大きな混乱がなければ、他の地域でも前倒しして実施していく」とのこと。

 アークスグループもすでにレジ袋有料化の方向性を示しており、今後さらに追随する動きが出ると思われる。環境問題が主要議題となる北海道洞爺湖サミットが開催される今年、「タダが当たり前」だったレジ袋は大きな転換点を迎えそうだ。

「レジ袋削減」に向けて共同記者会見 ちなみに質疑応答では「今後、環境分野以外での協力はあり得るか」との質問も出たが、そこは海千山千の経営トップ。植村社長、大見理事長とも巧みに話題をスリ替えて報道陣を煙に巻いていた。(ひ)



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Posted by 北方ジャーナル at 17:13│Comments(0)ニュース
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