月刊誌「北方ジャーナル」公式ブログ

　ネットの世界に「フィッシング」という言葉があるらしい。ヤフーなどの検索サイトが公表している検索ワードランキングなどを参考に、アクセス数を稼ぐために人気の検索ワードを羅列しているだけのサイトもあって、それらは「釣りサイト」とも呼ばれるそうだ。

　ＨＰのバナー広告を集めるためには、安定した高いアクセス数が必要だという。ネットで検索してみると、アクセス数を稼ぐための裏技のようなものが多数公開されていて、ネットが「本業」の皆さんがいろいろ苦労していることが分かる。

　読んでもらいたい情報がある、あるいはバナー広告を集めたいという理由で、裏技を駆使するのは何となく分かる。筆者が理解できないのは、特にバナー広告も貼っていない個人ブログ風のものにも、単に話題の芸能人の名前を羅列しているだけで、いわゆる「発信」がないものが見受けられることだ。

　例えば、本日４日の主な人気検索ワードを挙げると、

「YouTube」「松井秀喜」「mixi」「人気マジシャン」「2ちゃんねる」「Google」「宮崎大輔」「amazon」「楽天」「武豊」「ニコニコ動画」「藤原勇人」「EXILE」「インリン・オブ・ジョイトイ」「aiko」「上地雄輔」「ごくせん」「ダルビッシュ有」「世にも奇妙な物語」「野口健」「笑っていいとも」「イチロー」「天才てれびくんMAX」「ラスト・フレンズ」「モンスターハンター」「モンスターハンターポータブル2nd G」「ガンダム00」「浅田真央」「浅尾美和」「上田桃子」「石川遼」「福留孝介」

　などであるらしい。これを「釣りサイト」では、

「今日、人気マジシャンが死亡の話で持ちきりですね。YouTubeとニコニコ動画で見ました。ダルビッシュ有と石川遼、福留孝介の活躍も気になるので、Googleや2ちゃんねるでチェックしてみます」

　という具合に混ぜ込むわけだ。

　何のためにやっているのか、何かメリットがあるのか。知っている方がいましたら、浅学の筆者にご教示下さい。

　ちなみに、使用した写真は筆者宅のクリスマスツリーだ。氾濫する「釣りサイト」の例を紹介するためとはいえ、このブログが同系と受け取られたら真意ではない。これはあくまで、「ツリーサイト」なのです。（ひ）