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2008年04月03日

ドキュメント「ハダカの城」を撮った柴田誠監督が来札

ドキュメント「ハダカの城」を撮った柴田誠監督が来札
新千歳空港の飲食店で赤羽さんから話を聞きカメラを回す柴田監督(4月2日午後2時過ぎ)

 BSE問題にからんで2001年に起きた雪印食品の牛肉偽装事件をご記憶の読者も多いと思われるが、この時、事件の発覚に大きく寄与したのが西宮冷蔵という会社の水谷洋一社長だった。同社は雪印食品の取引先のひとつ。そのトップが大顧客を告発したのだ。

 西宮冷蔵は事件のあおりを喰って03年11月に休業に追い込まれてしまうが、ここでめげなかったのが水谷社長。大阪駅前の高架橋にムシロ旗を立てて座り込み支援を求め、04年2月に営業を再開してみせた。

 水谷社長の、この一連の苦闘を同じ「路上」から淡々と見つめ、カメラを回し続けたのが、4月2日にプロモーションなどのために来札した柴田誠監督(39)だ。長大な記録を編集して完成したのが今回のドキュメンタリー映画「ハダカの城」というわけだ。

 新千歳空港に昼過ぎに到着した柴田監督は、そのまま空港の一角で本誌ブログでもお馴染みの赤羽喜六さん(72・ミートホープ元常務)と面会。地元テレビ局からも取材を受けていた。聞けば3日には記者会見も予定しているという。

 本誌は、柴田監督らと札幌市内に移動し、その後、単独インタビューに応じていただいた。その詳細は4月15日発売の本誌5月号「クローズ・アップ」をご覧いただきたいが、事実上、手弁当での活動には頭が下がる。映像表現に目覚めた動機なども含めて非常に興味深かったことは確か。

 考えてみれば、6年前にも勇気ある告発によって食肉偽装が暴かれ、多くの教訓が残されたはずだった。

「追っているボクにとっては終わっていない事件なんですが、世間は、それ何時のこと?って」(柴田監督)

 ちなみに京都出身で大阪在住の柴田監督。同行してきたスタッフさんが、しきりと「美味しい飲食店」情報を欲しがっておりました。「えーっと。ジンギスカン、ラーメン、魚介類、スープカレーでしょ…」

 昨夜はどこで舌鼓を打たれたことか。どうか「地雷」は踏まれておりませんように!



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Posted by 北方ジャーナル at 04:03│Comments(2)編集長日記
この記事へのコメント
ミートホープが映画化されるんですか? 「靖国」みたいに国の補助が出たら面白いのに。農水省の役人は怒るんだろうな。
Posted by エーコ&バニーガール at 2008年04月03日 12:35
『ハダカの城』、柴田です。
(と、自分で書き込むのもなんですが。。。^^;)
さっそくのレポート有り難うございます。
本日午後、無事、大阪に戻って参りました。
で、即仕事で職場からレスさせて頂いてます。
今回の札幌訪問は、
本当にたくさんの“人の出会い”がありました。
また、皆さんとお会いできることを期待して、
まずは、5/17(土)より札幌「シアターキノ」にて
公開される自作『ハダカの城』に会ってもらえれば嬉しいです。
では、また!
Posted by 『ハダカの城』、柴田です。 at 2008年04月04日 17:33
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ドキュメント「ハダカの城」を撮った柴田誠監督が来札
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