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2008年04月01日

洞龍くんも和む洞爺湖温泉

洞龍くんも和む洞爺湖温泉

 登別~壮瞥~洞爺湖ツアーの第5回。最終回です。
 洞爺湖湖畔に面して並ぶ温泉街。天然温泉と湖水越しに広がる雄大な景観、噴火湾をはじめとする地元の滋味。この三拍子が揃えば人気観光地にならない方がおかしいが、有珠山噴火では甚大な被害を受けた。

 単に復興するのではなく、洞爺湖畔のさらなる魅力アップを…というワケで、ここ数年は湖畔遊歩道の整備をはじめ新たな観光学習施設なども誕生し、かつて以上の賑わいを創出すべく地元の皆さんが頑張っているところだ。

 国内有数の温泉リゾート地だけに、見どころやイベントは盛り沢山。詳細は洞爺湖町洞爺湖温泉観光協会のHPでチェックしていただくとして、ここでは筆者オススメの過ごし方を2通り紹介しておきたい。

洞龍くんも和む洞爺湖温泉 まず、心と体の癒しに徹したいという「温泉三昧ゆったり派」の皆さんは、洞爺湖畔の散歩から始めてはいかがでしょう。湖畔には、洞爺湖を囲むように58基の彫刻が建つ「洞爺湖ぐるっと彫刻公園」が整備されているが、これを楽しみ尽くすにはクルマが必要。疲れることなく周辺の景観を楽しみたいという人は、広々した遊歩道に出て少し散歩したら洞爺湖汽船の遊覧船に乗船しましょう。

洞龍くんも和む洞爺湖温泉 4つの島からなる中島をめぐる中世のお城のような双胴船「エスポアール」では、昭和新山や有珠山、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山を眺めながらの湖上散歩を楽しめる。洞爺湖といえば毎夜の「ロングラン花火大会」(今年は4月28日~10月31日・荒天中止)だが、開催期間中は花火鑑賞船も出航し、洞爺湖の夜空を彩る花火を湖上から間近に楽しむことができる。

洞龍くんも和む洞爺湖温泉 一方、「いろいろ見たいアクティブ派」の皆さんにオススメするのは、先の噴火の火口を見られる「西山火口散策路」。噴火の脅威を生々しく体感できるスポットだが、その前に立ち寄っていただきたいのが昨春にオープンした「洞爺湖ビジターセンター」だ。渡り廊下でつながる「火山博物館」と併せて見学すれば、人類と自然の共生について考えさせられるとともに、噴火のメカニズムなどについての予備知識が得られて便利この上ない。

 楽しみ方は十人十色といえど、温泉街に来たら土産物屋めぐりは欠かせない。北海道土産の定番「わかさいも」の本店があるのが洞爺湖温泉街で、お土産探しに疲れたら12の手湯と2カ所の足湯もある。ブラブラ歩きをしていて飽きないのだ。

 腰痛持ちの筆者は、洞爺湖畔にある足湯「洞龍の湯」がお気に入りで、来るたびに毎回お世話になっている。オンシーズンになると風よけのビニールが取り除かれて開放感バツグンとなるが、ここから眺める洞爺湖の眺めは最高。先客がいようとも、あまりの気持ち良さに思わず『そして、神戸』のメロディで、「と~や~」と鼻唄が出てしまうのである。

洞龍くんも和む洞爺湖温泉 どうです、シンボルキャラクターの洞龍くんも気持ち良さそうでしょ。
(ひ)


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