2008年03月16日
じわりと増える地場の倒産会社
石狩湾新港の取材をするうち、3月11日に破産した株式会社ノルデンケミカル(沖田盛司社長)の看板を見つけた。同社は78年に石狩市で設立。生活雑貨や窓枠サッシなどの建設関連資材、また自動車部品等を射出成型・押出成型によりOEM製造し、ピーク時の99年12月期には12億7397円を売上げた。しかし、価格競争の激化や原料資材の高騰を価格に転嫁できず、受注単価が伸び悩む中で倒産に追い込まれた。負債総額は10億7000万円。
同社は「技術提案・リスク回避・相互利益」をモットーに、70年に創立されたプラスチックの総合メーカーで、新港地区では古くから名前を知られていた。原油高騰による化学製品への影響は深刻になってきた。大手メーカーも苦慮するなか、地場会社のこうした倒産劇は今後もじわじわと増えそうである。(ぢ)
Posted by 北方ジャーナル at 13:50│Comments(1)
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この記事へのコメント
「告示書」に映り込んだ謎の人影は、破産確認者です。
死神とかターミネイターではありません。
死神とかターミネイターではありません。
Posted by 大岡陸前 at 2008年03月17日 23:24
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