2007年11月27日
日本人の美徳、通じず
信教の自由、政教分離に守られた宗教法人の問題を追っていると、やりたい放題がまかり通る現状に暗澹たる気持ちになる。情報提供は後を絶たないが、正直言って疲れるのである。うかつに取材を始めてしまうと、別の問題にブチ当ってしまい際限がないからだ。
と言いつつも、風のまにまに師走近づく街に今日も出る筆者。聞き込みやら写真撮影やらに精を出していると、何とも心温まるショーウインドーに出喰わした。
「トニックで抜毛を防ぎ 白髪が黒くなるかも」
潰れた床屋の窓ガラスにあった文言だが、文末にある「かも」の健気なこと。謙遜の美徳を絵に描いたようである。遠慮がちにカッコ内に記された「1~2年使用」も泣かせるではないか。
目先のカネに群がる刹那主義者らを追うなかで見つけた心のオアシス。わずかでも可能性を信じて、1年、2年と耐え忍べば、報われる(かも)…。
惜しむらくは、店主の清らかな心持ちが世間に通じなかったことである。
(ひ)
と言いつつも、風のまにまに師走近づく街に今日も出る筆者。聞き込みやら写真撮影やらに精を出していると、何とも心温まるショーウインドーに出喰わした。
「トニックで抜毛を防ぎ 白髪が黒くなるかも」
潰れた床屋の窓ガラスにあった文言だが、文末にある「かも」の健気なこと。謙遜の美徳を絵に描いたようである。遠慮がちにカッコ内に記された「1~2年使用」も泣かせるではないか。
目先のカネに群がる刹那主義者らを追うなかで見つけた心のオアシス。わずかでも可能性を信じて、1年、2年と耐え忍べば、報われる(かも)…。
惜しむらくは、店主の清らかな心持ちが世間に通じなかったことである。
(ひ)
Posted by 北方ジャーナル at 11:18│Comments(0)
│どうでもいい話
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