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2007年11月12日

「原油高で下がる給料」

「原油高で下がる給料」 「いつもお客様に怒られてしまって。確かに値段は上がってるんですけど、お給料は下がってるんです」

 行きつけのGSで、昨今のガソリン高について、割と親しくしている若い従業員にふったら、ちょっと辛そうな笑顔を見せながら、こう返した。

「こんなに高いと、みんなセルフの方に行っちゃいますよね」

 いまGSは、セルフサービスのスタンドが急増中だ。言わずと知れたコストカット、人件費を削減して、少しでも単価を抑え競争力を高めようということだ。行きつけのスタンドがあったとしても、さすがにこれだけ高いと「1円でも安いところに」と消費者心理は動く。

 このあおりを喰っているのがフルサービススタンド。実際、札幌市内の幹線道路を走れば、多くの場所で「廃業スタンド」を目にすることができる。

 体力のある業者はセルフに業態転換を急いでいるが、それはそれで多くのサービスマンが不要になる。フルサービススタンドのままで、生き残っていくには単価以外で相当な差別化、勝負できるアイテムとサービスが必須条件となる。洗車、物販、車検、メンテナンス…。

 どっちにしてもGS経営は大変な時代に入ってきた。どの分野の小売りの世界もそうだが、卸値のアップは小売値に即反映できるものではない。

 ちなみに過日の単価はハイオク1リッターが158円だった。ハイオクが100円だった時代は、いつ頃だったろうか。実感としては、ここ数年で1.5倍になった印象がある。

 このうち税金が数十円含まれており、この税金を含めた上代に消費税がかけられている。要は税金に税金をかけているかっこうだ。これは、本来の税徴収のあり方から逸脱しているはず。最低、消費税をとるにしても、税金以外の単価にかけるべきだ。


 消費者はじめ流通も頭が痛い原油高。儲かっているのは産油国? 石油メジャー?。1バレルは約160リッター。これが2年前は先物相場が50ドル前後だった。いかに異常な値上がりかが分かろうというものだ。

 南米の産油国ベネズエラのチャベス大統領は、2年前の9月15日、向こう2年間で1バレル=100ドルまで原油価格が上昇を続ける可能性を示しているが、この予言は現実のものになりつつある。

 これだけガソリンが高くなると、気の小さな私は、恐ろしくて大排気量のクルマなどにはおいそれと近づけない。

 「V8 5000cc」などと訊くと「燃費は?」「給油代は?」と思わずドキドキし冷や汗が出てくる。

  恐らく平均燃費は4キロを切るだろう。給油は回数を増し、そのつど1万札は軽く吹き飛ぶに違いない。くわばら、くわばら…。





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Posted by 北方ジャーナル at 07:04│Comments(0)編集長日記
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「原油高で下がる給料」
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