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2011年09月25日

「被災地に図書館を」 札幌の市民団体が活動開始

「被災地に図書館を」 札幌の市民団体が活動開始
 トラックに付ける横断幕を手に(21日午後、札幌市中央区)=右端が代表の荒井宏明さん

 東日本大震災の被災地を長期に亘って“図書整備支援”しようと、札幌のボランティア団体が宮城県石巻市を訪問、10月1日の「復興図書センター」発足に向けて建設作業を進めている。22日夜、約8000冊の図書とともに北海道を発ったメンバーらは、ログハウス3棟の図書センターを26日にも完成させる予定。

 石巻市小船越地区に「みやぎ復興支援図書センター」をつくるのは、2008年から道内で活動している市民団体「北海道ブックシェアリング」(札幌市中央区・荒井宏明代表)。一般家庭や企業などから不要になった本を引き取り、児童会館や高齢者施設など図書が不足している所に提供する活動を続けている。

 被災地支援を決めたのは、3月11日の震災発生後、現地の公立校などで図書費が縮減される可能性に思い到ったため。代表の荒井宏明さん(48)は、「長期的な視点をもって図書整備にあたることが必要だと思いました」と話す。「現在、公立学校の図書購入費は自治体裁量で決定されています。多額の復興費用が必要となる被災地では、公立校の図書費を縮減せざるを得なくなるでしょう」―。道教育委員会などの協力も得て、9月1日からボランティアメンバーを募集、22日に出発した第1陣には荒井さんを含む5人が参加した。

 出発前日の21日午後、市内の会員6人が集まって段ボール200箱(約8000冊)の本を2tトラックに積み込んだ。昨年5月から活動している札幌市西区の嶋佑香さん(30)は、「被災地支援の計画は荒井さんから聴いていましたが、こんなに大規模になるとは思ってませんでした」と苦笑しつつ、額に汗を浮かべながら一つひとつの箱を丁寧に運んでいた。同中央区の山崎隆さん(67)は、「ログハウスづくりは力仕事なので、男手が必要。少しでも現地の皆さんのお役に立てたら」と、頼もしい笑顔を見せる。この日初めてボランティア登録した北区の山下真理子さん(29)も、第1陣に少し遅れて10月中旬に現地を訪ねる予定。図書ボランティアは未経験で、被災地に赴くのも初めてといい、「先に登録した友人に話を聴き、参加を決めました。思い立ったら即行動というタイプなので、現地での生活にとくに不安はありません」。

「被災地に図書館を」 札幌の市民団体が活動開始

 「がんばろう! 日本」の横断幕を付けたトラックは22日早朝に札幌を出発、新千歳空港で8000冊を飛行機に乗せたのち、室蘭市でログハウスの建材を積み込んで同日夜に苫小牧を出港した。翌23日には石巻市小船越地区に入り、地域の人たちと合流して拠点づくりを始めている。同日から参加する筈だった現地ボランティアが急遽、台風15号の土砂崩れ復旧に駈けつけるなど予定外の動きもあったが、24日からは若い男性を含む計9人で作業にあたることができた。約8帖のログハウス3棟を建て、1棟をボランティアの宿泊棟に、1棟を作業室に、1棟を図書センターに充てる。

 支援の基盤づくりのため10月下旬まで現地で過ごすことになる代表の荒井さんは、「当面2013年3月までの活動を予定していますが、本来は期限を切って取り組むことではありません。図書予算が充分でない地域が残っている限り、支援を続けます」と話し、多くの道民のボランティア参加を呼びかけている。10月1日の石巻センター完成後は同地を拠点に図書不足の地域を回り、同時に本の寄贈も受け入れながら図書館整備を支援し続ける考え。

 北海道ブックシェアリングは常に図書などの提供を受け付けているが、復興図書センターの活動が軌道に乗るまでの間は(11月めど)ボランティア集荷を休止中。問い合わせなどは、同公式サイト記載の連絡先へ。  (ん)

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Posted by 北方ジャーナル at 15:38│Comments(0)
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