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2011年07月13日

「4月の福島は…」写真展 16日まで開催中

「4月の福島は…」写真展 16日まで開催中
 会場は入場無料。足を止め、写真に見入る市民らが後を絶たない(札幌市北区のエルプラザ)

 震災後の福島県内を動画とスチル写真で記録した札幌のカメラマン吉田泰三さん(51)が、札幌市内で「4月の福島は…」と題した写真展を開いている。初日の10日には記録映像の上映会も開かれ、約70人が足を運んだ。吉田さんは今秋をめどに再び福島を訪ね、同地の姿を引き続き記録していく考えという。

 吉田さんは4月18日に福島を訪問、今年2月に発足した団体ネイバーズの活動の一環として同地でボランティア作業にあたり、傍ら街の姿や人びとの語りを記録し続けた。「20km圏内封鎖」が決まった際には、封鎖当日の同21日に一時帰宅する家族に同行し、一部始終をカメラに収めている。5月7日までを福島県内で過ごし、帰札直後から画像・映像を公開する準備を進めていた。

 「4月の福島は…」と題した写真展では、人の息吹がない荒涼とした風景から、避難所や学校などで“日常”の生活を送る人たちの姿まで、貴重なショットの数々を展示している。初日の10日に開かれた上映会では、地元に残る普通の人たちがそれぞれの思いを語る映像が、参加者らの関心を惹いていた。ユーモラスな場面や笑いに満ちたシーンも多く含まれているが、その画面の中にも放射能という“見えない脅威”があり、途惑いのあまり上映後の拍手を躊躇する参加者の姿も見られた。吉田さんは「9月ごろにもう一度撮影に赴き、最終的には1本のドキュメンタリー作品にまとめたい」と、構想を話している。

「4月の福島は…」写真展 16日まで開催中

 写真展は、札幌市北区のエルプラザ2階で、16日まで。入場無料。展示作品のいくつかは、ネイバーズの公式サイト上でも観ることができる。  (ん)

「4月の福島は…」写真展 16日まで開催中





Posted by 北方ジャーナル at 16:24│Comments(0)
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