さぽろぐ

新聞・ニュース  |札幌市東区

ログインヘルプ


 › 月刊誌「北方ジャーナル」公式ブログ › シオン山鼻病院が移転、「医療法人大空 札幌南病院」に

2011年03月30日

シオン山鼻病院が移転、「医療法人大空 札幌南病院」に

シオン山鼻病院が移転、「医療法人大空 札幌南病院」に

 札幌市中央区のシオン山鼻病院が、4月から移転、法人・病院名も変更し新たなスタートをきる。

 新名称は、『医療法人大空 札幌南病院』(小笠原篤夫理事長・小松本正志院長・74床)。移転先は小笠原クリニック札幌病院の旧建物(札幌市南区石山東7丁目1-28)で、改装済みであるこの建物に旧シオン山鼻病院の機能を移転する。これまで通り、「障害者施設等入院基本料」の承認を受けた34床(残り40床は療養病床)を活かし、長期間にわたるケアを特色とした医療を展開する方針だ。

シオン山鼻病院が移転、「医療法人大空 札幌南病院」に すでに昨年12月末に移転オープンを果たしている医療法人五月会 小笠原クリニック札幌病院(小笠原篤夫理事長・川崎浩一院長・一般病床80床・南区真駒内緑町1丁目2-1)の新病院は、シャントトラブル手術と人工股関節置換術の増加に伴って手術室を3室(血管造影装置を導入したハイブリッド手術室1室含む)に整備。患者から要望の多かった個室を大幅増の38室にするなど療養環境を高めている。

シオン山鼻病院が移転、「医療法人大空 札幌南病院」に
内科医と外科医が同時に治療できるハブリッド手術室を札幌で初導入


 医療法人大空のもうひとつの病院、シオン山鼻北病院も名称を変更する。新名称は、『医療法人大空 札幌山鼻病院』(立野史樹院長・76床)。こちらは旧シオン山鼻病院の跡地に新築する建物への移転が2013年を目標に計画されている。

シオン山鼻病院が移転、「医療法人大空 札幌南病院」に
左(南側)の旧シオン山鼻病院は南区へ移転し、「医療法人大空 札幌南病院」に。
右(北側)の旧シオン山鼻北病院は「医療法人大空 札幌山鼻病院」に名称変更。



 2年前、医療法人シオンに業務推進部長として入職して以来、病院の再生に取り組み続けて来た日向明美副院長兼看護部長は、
「たとえ建物が老朽化していても、患者さんに対して質の高い看護はできる。そう確信してこれまで法人の再生に努めてきました。今回、移転によって建物は新しくなりますから、本当に意味で私たちの看護が問われるでしょうし、今までなかなか出来なかったことも緑豊かな環境になることで出来ることも増えてくるでしょう。これからが本番ですね」と、移転を前に気を引き締める。

 一時は閉院寸前まで経営不振に陥っていたシオン山鼻病院で、病院再生の取り組みが始まって2年。その再生プロジェクトは新たなステージに入った。今後の展開にも注目していきたい。

(は)



Posted by 北方ジャーナル at 15:43│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

QRコード
QRCODE
削除
シオン山鼻病院が移転、「医療法人大空 札幌南病院」に
    コメント(0)