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〆は琉球ソウルエスニカが伴奏するカチャーシーで大盛り上がり

　２月24日夜、「北海道泡盛同好会」（今井利賢会長）が主催する「北海道泡盛の夕べ」が、沖縄県酒造組合連合会（佐久本武会長）の協賛の下、会場のホテル札幌ガーデンパレスに約500名の泡盛ファンを集めて開催された。

　第14回となる「泡盛の夕べ」は、夏に開催される「泡盛を楽しむ北海道の集い」と並ぶ同会の恒例イベント。琉球泡盛メーカーが提供する選りすぐりの泡盛と本場の沖縄料理、趣向を凝らしたアトラクションが人気を呼び、ここ数年は430名の定員を超える来場者が駆け付けている。

　今井会長は乾杯に先駆けた挨拶で、同会設立以来18年にわたり務めてきた会長からの退任を表明。６月の任期切れを以て就任する新会長に、現副会長の竹井秀敏氏を指名したことを明かした。


勇退を発表した今井利賢会長（左）と仲本キャサリン沙織さん

「この18年間、泡盛の販路・消費を拡大し、沖縄の文化を広めようと活動してきたが、北海道の泡盛同好会は全国一と言われるようになり、一定の成果が上がったものと考えている。老境に至った私が会長を続けるとマンネリに陥るのではないかと危惧を深めていた」

　と退任理由を語った今井会長は、後任の竹井氏を「北大医学部の８年後輩に当たる脳神経外科医で、人望が厚く人脈が広い」と紹介。今井会長に対し、長年のパートナーである佐久本会長から感謝状が渡されると満場の拍手が湧いた。


感謝状を贈呈された今井会長は、名誉会長となる予定

　2010年「泡盛の女王」の仲本キャサリン沙織さんが、「600年の歴史を持つ琉球泡盛が多くの皆さんに愛されていることをここで実感し、嬉しく思っています」と挨拶するといよいよ乾杯。来場者らは本場のゴーヤチャンプルーやソーキ蕎麦、サーターアンダーギーなど“島の味”とともに琉球泡盛を堪能、会場内に談笑の輪が広がった。


琉球泡盛と本場の沖縄料理に舌鼓

　今井会長とは旧知の仲で、18年間にわたり「夕べ」と「集い」に皆勤しているという札幌市内の女性（71）は、同行していたご主人（78）を例に挙げ、

「ビールならサッポロ、ウイスキーならニッカ…と札幌に縁のあるお酒しか飲まなかった主人も、これのお陰で泡盛が大好きになりました。皆勤賞の理由？ だって、来たら楽しいでしょ」と満面の笑みで「夕べ」の魅力を語ってくれた。



冬の札幌を沖縄〜エスニックな空気に染め上げた琉球ソウルエスニカ

　今回のアトラクションには、本日25日に「くう（Coo）」でライブを行なう琉球ソウルエスニカが登場。琉球チムドン楽団のＤＮＡを受け継ぐライブパフォーマンスで会場を盛り上げた。

　その後も、酒造メーカー提供の琉球泡盛など豪華賞品が当たる抽選会で盛り上がったが、目玉の沖縄ペア２泊３日旅行（北海道ツアーズ提供）をゲットしたのは、「夕べ」と「集い」に10回ほど参加しているという公務員の山田幸徳さん（41）。


山田幸徳さんと一緒に来場していた同僚らもなぜか（？）興奮状態に

「嬉しいの一言。泡盛はもちろん、沖縄が大好きで何度か旅行しているが、できれば西表島に行ってみたい」と職場の同僚らと喜びを爆発させていた。（ひ）