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2011年02月21日

猪瀬直樹氏も雪かき 「マンガ祭あってもいい」

猪瀬直樹氏も雪かき 「マンガ祭あってもいい」
 慣れた手つきでスコップを操る猪瀬直樹・東京都副知事(20日午後2時48分、夕張市若菜)

 東京都の改定青少年条例をめぐって都内のマンガ家らに対話を求められている同副知事の猪瀬直樹氏が20日午後、都職員らとともに夕張市を訪れ、約1時間に亘って市内施設の雪かきに臨んだ。

 夕張市若菜の旧・若菜生活館の雪かきを引き受けたのは、猪瀬副知事と都職員ら13人。20歳代など若手が目立つ職員らに交じり、黒のウェアに黄色のゴム手袋といういで立ちの猪瀬氏は、スコップを手に同施設の玄関前などを除雪、顔一面に玉の汗を浮かべながら湿った雪と格闘した。同市内の雪かきは同日で3回目という猪瀬氏のほかは、青森県と新潟県で除雪に参加したことがあるという男性がそれぞれ1人ずついる程度で、ほとんどの職員が雪かき初体験だった。

猪瀬直樹氏も雪かき 「マンガ祭あってもいい」

 「市民だけでなく、国際映画祭などで夕張を訪れる人たちに少しでも気持ちのよい思いをして貰いたい」と、施設周辺の歩道まで除雪を進めた猪瀬氏。見慣れぬ積雪に悪戦苦闘する職員らに指示を与えながら、約1時間に亘ってスコップを握る手を止めなかった。

猪瀬直樹氏も雪かき 「マンガ祭あってもいい」


猪瀬直樹氏も雪かき 「マンガ祭あってもいい」

 同市では、今年1月21日に東京都のマンガ家・浦嶋嶺至さん(46)らが市内の民家2軒で雪かきに臨んでいる。成人向けマンガの販売を規制する都の青少年健全育成条例改定に関して、都側との対話を求めていたジャーナリスト昼間たかしさん(35)に対し、猪瀬氏は「夕張で雪かきをしたら話し合いに応じる」との条件を提示していた。浦嶋さんは実作家の一人としてこれを受け、呼びかけに従って雪かきを実行した形だ。

 くだんの挑発的呼びかけについて、猪瀬氏は「2次元の世界に安住する人たちとは対話しにくい。世間は広く、たとえば財政が破綻して地域の除雪もままならない地方が日本にはある、という現実認識を共有したかった」と、その真意を語る。挑発に乗った浦嶋さんには「彼はよくやった」と率直な敬意を示しつつ、「もっと多くのマンガ家が発奮してくれたら頼もしいことで、彼一人だったのは残念。東京からたくさんのマンガ家が訪れ、映画祭だけでなくマンガ祭などが実現したら面白い」と、都の夕張支援にからめたアピールも忘れない。浦嶋さんとは、近く約束通り対話を果たすことになるという。

猪瀬直樹氏も雪かき 「マンガ祭あってもいい」

 マンガ祭ならぬ国際アニメフェア(実行委員長・石原慎太郎都知事)を約1カ月後に控えている都では、出展を予定していた大手出版社が条例改定に抗議し、相次いで参加拒否を表明するなどの動きがある。  (ん)



Posted by 北方ジャーナル at 02:02│Comments(0)
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