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2010年09月14日
10月から「富士フイルムフォトサロン札幌」が復活!
photo/中山 浩樹 氏
プロ・アマ問わず写真家の発表・交流の場として長年親しまれてきた「富士フイルムフォトサロン札幌」(札幌市中央区)が閉鎖されて半年余り。札幌には写真専門の大規模な常設ギャラリーが皆無となり、多くの愛好家から同サロンを惜しむ声が聞かれたが、その念願叶ってかこの10月から同サロンは営業を再開、しかもリニューアルされてオープンすることとなった。
このリニューアルオープンを記念して、NPO法人「北海道を発信する写真家ネットワーク」(北区)が10月1日(金)から撮り下ろし展『〜いのちの記憶〜HOKKAIDO』を開催する。
同法人は、「写真で北海道を発信・応援する」をテーマに、北海道を拠点に活動する多ジャンルのプロ写真家43人で構成。2007年の発足以来、札幌市モエレ沼公園内で大々的に開催した写真展『CAN(Culture And Nature in Hokkaido)』を始め、08年の洞爺湖サミットの際は各国首脳・報道陣に贈呈された写真総集『北の記憶』への作品提供など、写真を通じ内外に北海道の魅力を発信してきた。
今回の写真展は、同法人の会員が、昨年から今年にかけて撮り下ろした作品で構成。「いのちの記憶」をテーマに、今の北海道の姿を多ジャンルの写真家がさまさまな視点から切り取り表現している。たとえば、北海道に生きる人々の暮らしや自然環境に息づく動植物の営み、生命活動の痕跡や人々の思い出が滲み出る風景など──。21世紀初頭の北海道には、どのような生命の輝き、痕跡が存在しているのか。道内在住であっても、見慣れたと思っていた北海道にこんな景色があったのか、とハッとさせられる写真がずらりと揃った。
photo/浅野 久男 氏
初日となる10月1日には、出品した写真家によるトークイベントを開催。どのような視点や想いで表現したのか、10名の写真家が昼と夜の2部に分かれて作品紹介を行なう(参加費は各1,500円)。
10月8日(金)には、デジタル・フォトセミナー(18時〜20時。参加費3,000円)を開講。スキャンによるフィルム作品のデジタルデータ化の実演・解説や、データの安全・確実な方法で長期保存するための光記録メディアの利用法についての解説・提案が行なわれる。
10月9日(土)の午前(9時〜12時)に開催されるのは、女性のためのネイチャー撮影会(参加費3,000円)。2名の女性自然写真家を講師に、秋色に染まり始めた紅桜公園(南区)を撮影して歩く。午後(13時〜15時45分)は、札幌のコマーシャルフォトの第一人者として活躍する上村孝幸氏による室内モデル撮影会(参加費3,000円)が開催される。プロのライティングや構図を直に学び、撮影できる数少ない機会だ。
イベントやセミナー、撮影会の詳しい情報、申し込みは同法人事務局(☎080・3238・9840)まで。または、同法人のホームページで確認を。
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Posted by 北方ジャーナル at 11:11│Comments(0)
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