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2010年08月05日

お巡りさん、なにも逃げなくても…

お巡りさん、なにも逃げなくても…
 まさに「蜘蛛の子を散らすよう」に逃げるお巡りさんたち

9月号の締め切りが迫り、気温も30度を超える中、未だ取材しきれず東奔西走。こんな日は何かとポカをするものだ。

丘珠空港近くを車で疾走中、急に車の前に飛び出してきた若いお巡りさん。何かと思えば、嬉しそうに「シートベルトでぇ~すicon06」ときた。げげっ、うっかりしてた…。

免許証の更新直前に1回ずつ捕まるのが恒例なのだが、今回も同様で誕生日の2ヶ月前である。あぁ、またゴールド免許が遠のいた…。

それにしても、常日頃から「車道への飛び出しは危険です」と啓発している団体の所属員が、自ら車道に飛び出して急ブレーキを踏ませるとは、何というダブルスタンダードか。

お巡りさん、なにも逃げなくても…
 シートベルト着用義務違反は1点減、反則金はない

お巡りさん、なにも逃げなくても…切符を切られている間、手持ちぶさたの私は巡査に声をかけた。

 「東署ですか?」
 「そうです」
 「交通課?」
 「いえ、交番です」
 「あぁ、そういやシートベルトの取り締まりは交番だけですよね」
 「……」
 「こんな閑散とした道路で、他にすることはないのですか」
 「これも立派な仕事ですから」

なるほど、確かに仕事に優劣はない。しかし、交番前でシートベルトの取り締まりをしているのはよく見かけるが、決まって天気の良い日で、雨の日には見たことがない。ベルト非着用という超凶悪犯罪を摘発する「立派な仕事」で、特に雨天での運転は危険が増大するもの。よもや天候に左右されることはないと信じたいのだが、本音は「ズブ濡れになってまですることではない」程度のものか…。

また、特に交通の取り締まりをするのお巡りさんには「そんなヒマがあるなら、もう少し法律の勉強をしてくれよ…」と思うことは少なくないのだが、今回の着用義務違反については私の不注意なので、文句は言えない。

だが、これで終わらなかったのは雑誌記者の好奇心ゆえ。この取り締まりでは、どこに身を潜めて違反を現認し、どの地点で違反車を停止させるのか、自身の目で確かめずにはいられない。

その様子をデジカメ撮影していたら、なぜかお巡りさんたちはそそくさと帰り支度を始めた。あら、せっかく「公務」を見せてもらおうと思ったのに、何か後ろめたいことでもあるのかしらん?

裏通りに止めてあったパトカーに乗り込み、ホイールスピンをさせながら急発進。これ以上ない「危険な運転」で帰ってしまった。(冒頭の写真)

世間を騒がす事件が多発し、しかし検挙率は落ちる一方の日本警察。特に道警は、かつて世間を騒がせた「裏金問題」を始め、現職警察官による犯罪が多発。道内有数の犯罪者集団として道民の信頼は完全に失墜している。そんな逆風にも負けず、このように血の滲むような努力をしているお巡りさんたち。

これからもどんどん凶悪事件を解決する交番であってほしい。
それでこそ、私も納税する甲斐があるってものだ。

ところで、10月15日発売の本誌11月号では、4年前から警察庁が鳴り物入りで始めている「駐車監視員制度(民間委託)」の実態について検証、同時に、取材を通じて分かった道警の「変わらぬ隠蔽体質」についてもレポートする予定だ。
全道のドライバーの皆さんはお楽しみに。 (や)




Posted by 北方ジャーナル at 18:17│Comments(2)
この記事へのコメント
警察は問題あり過ぎ。
正義感ゆえに警察官になった人達は、改革しようという気持ちはないのでしょうか?
自分達の足元が腐っているのに正義ですか?
Posted by ぽち at 2010年09月09日 14:29
写真を嫌がるなんて、創価警察の皆さんですかね?(笑)
Posted by ぽち2 at 2010年09月22日 12:22
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