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2010年07月25日

道内初、電子書籍無料公開! 30日から

道内初、電子書籍無料公開! 30日から
 地方出版社が電子書籍の全文無料公開に踏み切るのは珍しい(札幌市中央区の柏艪舎)

 意欲的な翻訳出版などで知られる札幌の出版社・柏艪舎(中央区・山本光伸代表)が、30日から1カ月間限定で同社書籍の電子版を無料公開する。同編集部で選び抜いた10作品の全文をパソコンや iPad などで無料閲覧できるようにする試みで、同社では「デジタル版で多くの読者に関心を持って貰い、紙の書籍の売上増に繋げたい」と話している。

 『太宰治選集』、『太宰ノオト』(三木学)、『64の犬物語』(柏艪舎編)など全10冊のデータが、閲覧ソフト ActiBook の形式で公開される。同社公式サイト内の申し込みページ(30日正午までに公開予定)から閲覧を申し込むと、閲覧サイトの URL と ID 、パスワードが電子メールで送信される仕組み。第1弾として8月31日まで閲覧期間を設けるほか、好評であれば引き続き第2弾も公開していくという。

 無料公開キャンペーンは、紙の書籍の販売促進を目的に企画した。同社広報担当の可知佳恵さん(36)は、「 Amazon の『なか見! 検索』など、デジタルで閲覧できるページが増えるほど書籍の扱いも伸びるというデータがあったり、在京の大手版元が一つの書籍を電子版と紙とで同時発売し、両方とも好調だという報告がある。『だからといって全文を無料公開していては本は売れない』という声も聴くが、紙の書籍の需要はそう簡単になくならないと思う」と、“道内初”の試みに意欲的だ。

 同社サイト上の告知や報道(21日付「BNNプラス北海道365」23日付「北海道新聞」など)の効果もあり、すでに数件の問い合わせがあるという。自身も23日午後に iPad を入手したという可知さんは、さっそく試作版の閲覧を試みていた。

 問い合わせ・申し込みは、同社(011・219・1211)へ。   (ん)


Posted by 北方ジャーナル at 16:17│Comments(0)
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