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2009年12月30日

地獄の886kmドライブ

地獄の886kmドライブ

 去る28日は形式上の仕事納め。年末年始は記者各々が必要に応じて出社したり、自宅で仕事をすることになる。私の年内はというと、29日は所用(私用)で旭川に赴き、本日(30日)もしくは明日の大晦日に写真撮影(業務)のため函館に向かう予定だった。

 函館での撮影対象はベイエリアや元町などライトアップされた建物。屋外のため雪に降られては困るのだが、天気予報によると晴れるのは29日のみで、30日から年明けにかけて大荒れだという。29日の旭川行きも変更できないため、出した結論はただひとつ、「全てを29日に済ませる」ことだった。

 前日(28日)の社内忘年会も一次会で切り上げて早々と床に入り、5時半起きの7時出発。高速道路を駆使しながらも札幌-旭川-函館というルートはいささかキツいものがある。それでも16時には函館に着き、撮影を開始した。

 チャーミーグリーンのCMでお馴染みの八幡坂をはじめ、多くの坂道で有名な元町地区。この辺りの各種教会を撮るべく歩き回り、カトリック元町教会の撮影中に「事件」は起こった。

 ここは観光名所のため、教会を見上げたり記念写真を撮っているのは団体客かアベックが定番。そんな中、一人旅とおぼしき若いカワイコちゃんが教会をバックに、デジカメを手持ちで「自分撮り」していた。何度も撮り直しをしている様子を見かねたので、「もしもしお嬢さん、撮ってあげましょうか?」と颯爽と近づこうとしたら、急勾配+アイスバーンの坂道でスッテンコロリン。

 連れがいない時に滑って転ぶというのは非常に気まずいもので、とても「颯爽」どころではなくなった。カワイコちゃんの「ビックリしつつも笑いを堪えきれない顔」を視認した以上は、何事もなかったように撮影に戻るしかなかった。別に邪心があったわけではなかったのだが、ささやかな善意はトホホな結果となってしまった。

 19時に撮影終了。朝からの長時間運転と寒空の下での撮影で疲労はピークである。このままホテルを取って泊まってしまおうかという悪魔のささやきが頭をよぎったが、その後のスケジュールの都合もあり、帰宅を強行することにした。

 意識朦朧となりながらも、23時30分に無事到着。出発時から計ったトリップメーターは実に886km、「惜しい!あと2kmで8並びだったのに!」と訳の分からないことを考えながら、「とても1日で運転する距離ではない」とも痛感。まぁ、若かりし頃はバイクで日帰り知床往復(約 1,000km)という無茶もしたものだが、さすがに不惑を過ぎると辛いものである。

 ともあれ、いよいよ今年も残り1日。個人的には3年間の厄年がついに終わる。皆様も、よいお年をお迎え下され。(や)




Posted by 北方ジャーナル at 23:59│Comments(0)
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