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　サッポロビールは明日10月27日から、今年８月に収穫された富良野産の生ホップを使用した「サッポロクラシック'09富良野VINTAGE」を、34,000函（大瓶換算）限定で新発売する。

　この「'09富良野VINTAGE」は、北海道限定の麦芽100％生ビール「サッポロクラシック」のエクステンション（拡張）商品。昨年に初登場して大好評を博した「'08」に続いて発売されるもので、販売地域は「クラシック」と同様に北海道限定だ。

　本日26日にはそのお披露目を兼ねて、サッポロガーデンパーク内にあるサッポロビール博物館で試飲会が開催された。

　乾杯に先立って挨拶に立ったのは、今年９月に着任したばかりで、札幌勤務は６年ぶり３回目という同社北海道本社の泉山利彦代表。

「当社は３年前に『ふるさとのために、何ができるだろう？』をスローガンに掲げ、北海道が元気になる事業を応援してきました。北海道産にこだわった商品開発もそのひとつで、北海道産のホップや麦を調達できるのは当社だけです。昨年は（あまりの反響に）『あまり飲めなかった』との声を頂戴しましたが、今年も８月に収穫したホップを生のまま使用したサッポロだけの、北海道らしい旬の香りをお楽しみいただきたいと思います」

　続いて登壇したのは、同社北海道本社戦略企画部の嵯峨山真部長。「今年の『富良野VINTAGE』は昨年以上の出来映えです」と笑顔で語った嵯峨山部長の発声で乾杯となった。

　会場では「'09富良野VINTAGE」とレギュラー商品「サッポロクラシック」の両方が振る舞われ、来場者がお馴染みの味わいと旬の香りを飲み比べたところで、ステージには「'09富良野VINTAGE」の製造責任者である同社北海道工場製造部の千葉英樹部長と同部の鐘ヶ江倫世さんが登壇、司会者を交えてトークセッションが行なわれた。

「収穫時のホップ畑は何とも言えない芳香がします。『ホップ畑の香りを楽しめるビールをつくりたい』との思いで開発に取り組んできましたが、今年の『富良野VINTAGE』は昨年以上に香りが立っています」（千葉部長）
「爽やかな香りが印象に残る贅沢なビールに仕上がりました」（鐘ヶ江さん）

　新入社員の鐘ヶ江さんも含めて、開発陣も自信の表情。これで店頭価格はレギュラー商品「サッポロクラシック」と同じなのだから、人気を呼ぶのも当然の感がある。「'09富良野VINTAGE」は明日発売。早めにお求めを。（ひ）