月刊誌「北方ジャーナル」公式ブログ

　当別町役場の庁舎内食堂が3月をもって閉店することが、庁舎内食堂内の貼り紙を確認した本誌特派記者の報告により、24日に判明した。

　この庁舎内食堂は昭和45年の開店以来、38年の長きに亘って町職員及び来庁者の一部に愛好されてきた。「官公庁食堂のカレーライスをこよなく愛する道民の会・札幌市東区元町支部」の支部長を務める特派記者は、この衝撃の事実にショックを隠しきれない様子。目尻に涙を浮かべながらカレーをかき込んだという特派記者は、「ルーはかなり甘口ながら大ぶり豚肉は喰いでがあり、まさに正統派の官公庁カレーと言えるでしょう」と感慨深げに語った。



　この日はWBC決勝の日本-韓国戦があったため、昼12時台でも食堂内はガラガラ。町職員のひとりに今後の対応を訊いたところ、「出入りの弁当屋さんがいるからね」と危機意識の薄い回答だったとのことで、特派記者はがっくり膝を落としていた。

　当別町役場の庁舎内食堂で400円のカレーライスを食べられるのは、今月末まで。「道民の会」の会員は、それまでに「昭和の味」を堪能するしかない。（ひ）