さぽろぐ

  新聞・ニュース  |  札幌市北区

新規登録ログインヘルプ


月刊誌「北方ジャーナル」公式ブログ › カレス・西村理事長が「日本の医療の大きな屈折点」を指摘

2009年02月24日

カレス・西村理事長が「日本の医療の大きな屈折点」を指摘


「医の巨人」と評され、本質を突く論理を展開する西村理事長

 本誌でもおなじみの社会医療法人社団カレスサッポロ理事長・西村昭男氏(79)が次号4月号に登場する。

 本誌で好評連載中の「こわれゆく日本の医療」のコーナーで「我が国の医療政策を問う」というテーマを西村理事長にぶつけてみた結果は、予想通り刺激的なものだった。昭和25年に北大に入学した若き日の西村氏は、戦後の医療界の様変わりを目の当たりにすることになる。アメリカ(GHQ)によってもたらされた数々の「医療改革」。それまでドイツをお手本としていた我が国の医療のスタンダードは、以後大きく変容していくことになる。

 今回のインタビュー、話題は多岐に渡ったが、なかでも興味深かったのは西村理事長が「屈折点」と表現した1980年代半ばに起きた“ある出来事”だった。当時、欧米ではごく当たり前になっていた「家庭医」の概念とシステム。それらの日本への導入が挫折した一連の顛末についてだ。

 家庭医とは簡単に言えば、特別な教育を受けた「全科診療」を手掛けるドクターのことで、特定疾患のエキスパートである「専門医」とは対極に位置づけられる存在だ。日本の医療業界は疾患別、診療科別に高度に専門化されており、世界的にも優れた技量を兼ね備えた医師が多数存在していることが知られている。だが、患者は初めから専門医を必要としているわけではなく、また高齢者のように複数の疾患を抱える場合も多い。

 その点、家庭医は全人的さらに生活・家庭環境も含めた観点から患者に対応し、疾患の内容を見極め必要に応じて専門医療機関への橋渡しを行なう。救命救急センターなどを備える拠点病院や専門病院が風邪や軽症患者でごった返している現状を考えれば、このようなプライマリケアにおける“交通整理”こそ急務の課題なのだが、我が国ではなぜか(※というよりある理由で)制度の整備とドクターの育成が遅れてきた経緯がある。

「病気」とは単なるひとつの臓器、ひとつの部位の変調で起きるとは限らない。フィジカルと地続きになっているメンタル、そして食生活や家庭環境も含めて視野を広げてみなければ、その人の「病い」の本質が見えてこないこともしばしばだ。

「専門医というのはね、一種の職人みたいなものですよ。職人ばかりが居て本来の医者が居ないというのが我が国の医療の大きな大きな課題。数が多いとか少ないとかは二の次のテーマです」

 こう指摘する西村理事長。注目される発言を収録したインタビューの詳細は4月号でご確認を。



Posted by 北方ジャーナル at 15:13│Comments(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 32人
プロフィール
北方ジャーナル
北方ジャーナル
 昭和47年(1972年)創刊。生活者の視点と取材を重視する編集方針を創刊以来のポリシーとし、05年11月からは有限会社Re Studio(リ・スタジオ)が発行。道内有名書店などで毎月15日前後に発売。購読の申し込みや問い合わせ、情報提供などはサイドバーにある「編集部へメッセージ」からどうぞ。
オーナーへメッセージ
削除
カレス・西村理事長が「日本の医療の大きな屈折点」を指摘
    コメント(0)