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2009年01月24日

サッポロと東京農大が包括連携協定

サッポロと東京農大が包括連携協定

 23日、サッポロビール北海道本社東京農業大学生物産業学部が包括連携協定を締結することが発表され、網走市にある東京農大のオホーツクキャンパス内で調印式が行なわれた。

 同協定の目的は、「北海道の生物産業において生活活力向上に貢献できる『ひとづくり』と『ものづくり』を創出する」というもの。具体的な取り組みとして、東京農大の網走寒冷地農場でオホーツク産ホップを試験栽培すること、サッポロビールの協働契約栽培に欠かせないフィールドマン活動を学生に体験教育させることが、現段階で決定している。

サッポロと東京農大が包括連携協定 東京農大生物産業学部の横浜道成学部長は調印後、「学生たちはそれぞれ専門性の高い分野を学んでいるが、協定による体験教育で生産・加工・流通の年間サイクルを『商売』を絡めた視点で見られるようになる。プロフェッショナルの活動を体験することは、人間形成にも役立つはず」と挨拶した。



サッポロと東京農大が包括連携協定 サッポロ道本社の戸田勇三代表は、東京農大が北海道に縁の深い榎本武揚によって明治24年に創立された歴史を踏まえて、「榎本武揚と当社の創立者のひとりである村橋久成は、箱館では敵味方に分かれて戦ったが、ともに後には明治新政府のために尽力した。そうした縁もあるので、東京農大さんとはいつか協力して何かやりたいと考えていた」と、ユーモアたっぷりに語った。

 オホーツクキャンパスにおけるホップの試験栽培は、すでに昨秋から始まっており、今秋には約5トンが収穫される予定とのこと。豊かな自然に恵まれたオホーツク圏は、ビール大麦の道内生産分の約7割を占める畑作地帯。試験栽培の結果次第では、ホップ、大麦、水と「Allオホーツク」のビールが誕生するかもしれない。

 道民へのサービス精神が旺盛なサッポロのこと、もしかしたら来年の大通ビヤガーデンに「Allオホーツク」のビールが登場するのでは…。そんな期待を抱かせる調印式となった。(ひ)




Posted by 北方ジャーナル at 12:53│Comments(0)
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