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2008年12月13日

「ススキノ特集」第30夜! バーに酔うの巻

「ススキノ特集」第30夜! バーに酔うの巻
マスターの本間一慶さんは30歳! 本誌「ススキノ特集」は30回!

 本誌2006年7月号で唐突に幕を開けた「ススキノ特集」。毎号毎号「〇〇を斬る!」だの「定点観測」だの大仰なタイトルを冠しながらそれなりに回を重ね、気づけば次号09年1月号(12月15日発売)で堂々30回の節目を迎えることと相成った。当初はススキノ関係諸氏から「いつまで続くの?」「もう“斬る”モンないんでない?」なんぞと心配(揶揄)のお声を浴びてきたが、なんのなんの、石の上にも三年、歓楽街の隅っこにも三十回、ヤクザの顧問弁護士も三百代言、京都大原三千院。30回も続けばちょいとした大河連載も同然というわけで、最新号はこの際バーッと景気よく、バーの特集をお送りすることになったわけだ。

「ススキノ特集」第30夜! バーに酔うの巻 個性派(ひねくれ者)揃いの編集部は、一瞬「バーといえば『BARやまざき』でしょう!」と、その世界で知らぬ者とてない開業半世紀の老舗を目指しかけたのだが、ついでに「BっくりDンキー」のドリンクバーも目指しかけたのだが、あいや待て、せっかくだから世の逆をゆき生まれたてのプルプルしたバーに注目するのも個性派(マイナー)雑誌の使命なのではないか、ということになって、こんなオッサンたちに注目されてしまったお店にはたいへん気の毒なのだけれども、開業1年の「BAR一慶」に勝手に白羽の矢を立てたのであった。

 偶然にもススキノ特集のナンバーと同じ30歳の本間一慶さんは、先の『BARやまざき」でも修業を積んだほか、同じススキノの「the BOW BAR」でじっくり腕を磨いたという“バー第4世代”期待の若手。酒といえば乙類焼酎(の安いやつ)と甲類焼酎(の巨大ペットボトル詰め)しか知らない編集長以下2人のバーバージンズは、マスターが歳下紳士なのをよいことに「なんか旨いの、適当にみつくろって!」と、とても介護保険被保険者世代とは思えないシロートな振る舞いで店の雰囲気をぶち壊しにしたのであった。

「ススキノ特集」第30夜! バーに酔うの巻 そんな罰当たり者の狼藉も笑顔で受け止めてくださる本間さん。まあ若いのに含蓄に富んだ語りだこと。とっ散らかった質問(のような雑談)を根気よく咀嚼・嚥下・消化して珠玉のコメントを発してくれる懐の深さには、思わずプルプルしてしまったことである。

 若きバーテンダーの金言は、まもなく発売の1月号で末広がりの8ページにてお届け。クールなマスクをカラーで拝めるはからいも、と1センテンスに3つも外来語を綴ってしまうなんて、片仮名マニヤの編集長も思わず「精神のマインド、物理的マテリアル」と口走ってしまいそう(2008年11月27日午後、東京都北区での実話)。

「ススキノ特集」第30夜! バーに酔うの巻 などという世迷い言はともかく、ススキノファンでありながら本格的なオーセンティックバーになんとなく敷居の高さを感じているという貴兄、まあ一度そこに足を踏み入れてご覧なさい。手頃な予算で温かみのあるもてなしを受け、ゆったりした時間に浸りながら大人の味を楽しめる「BAR一慶」の不思議な魅力を、今のうちに先買いしておくに如くはなし。スウィーツナイト、シガーナイトといった粋な企画も、ほかではちょっと味わえないぞ! (ん)

【BAR一慶 = 札幌市中央区南6西4 新宿通沿い「ジャスマックサッポロNo6」2階、電話011・563・0017。月―土曜日19時開店・4時閉店、祝日19時開店・1時閉店、日曜日定休】




Posted by 北方ジャーナル at 19:51│Comments(0)
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