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2008年09月18日
藤原製麺よ、永遠なれ
お盆時期に本ブログで、旭川市にある地場製麺メーカー・藤原製麺の「北海道ラーメン旭川醤油」の恐るべき旨さについて触れたところだが、9月16日に発表された永谷園による藤原製麺の連結子会社化のニュースには驚きました。
商品開発力に定評のある藤原製麺と国内食品大手である永谷園の間では近年、原料供給を通じて取引があったそうだが、ここで子会社化するということは、いよいよユニークな商品構成と広告展開で知られる永谷園が麺商品の分野に本格参入するということでしょう。
永谷園のブランド力で道内発の技術が日本全国に行き渡るのは嬉しいが、慣れ親しんだ藤原製麺の「ふじの華」ブランドが消えるとしたら、これは寂しい。地場メーカーということで藤原製麺を応援していた筆者としては、実に複雑な心境なのだ。
そんなわけで本日の昼食は、最近道内でも取扱スーパーが増えてきた「北海道ラーメン札幌味噌」に決定。ひと手間かけて、より美味しく味わうべく100グラム115円の道産豚挽肉を100グラムと、1袋19円の道産モヤシを用意して、会社にある台所に向かったワケです。
まずはフライパンで挽肉を炒めて火が軽く通ったらモヤシを投入。モヤシのシャキシャキ感が残っているうちに、「北海道ラーメン」の袋裏にある規定量よりちょっと多めの水をフライパンに入れて、豚挽肉と炒めモヤシの旨みを水に移したら、具材は別皿に取り出しておく。あとは普通に「北海道ラーメン」を作って、ラーメン丼に麺とスープを移したら具材を盛りつけて出来上がり。
う~ん、やっぱり旨いっす。100円弱で手に入る即席袋麺のものとは思えない麺のコシ、スープのコク。全国のラーメン専門店のうち、この水準に達しているところは半分もないでしょう。これで材料費は光熱費を除いて250円弱ですからな。
大汗をかきながら旨いラーメンをすすって大満足。藤原製麺の皆さんよ、永谷園傘下になっても研鑽努力を惜しまず、日本の即席麺の世界をもっと面白く、美味しくして下さいな!(ひ)
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Posted by 北方ジャーナル at 12:57│Comments(0)
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