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2008年07月30日
佐藤優氏
佐藤 あのよく、「対案を出せ」っていうようなことを言うでしょ。
雨宮 ああ、はい。
佐藤 「対案を出せ」っていう発想は、相当気をつけないといけないと思う。それは官僚の側にいたからよくわかるんですけども、官僚がよく「対案を出せ」と言う時は、不誠実なんだ。相手の対案の中で少しでも聞ける所があったら、我々が採用したよ、と言うことは聞いてやったことになる。相手の出してる対案というのが、財源の裏付けがないとか、あるいは国際法的な知識がないということで、満座の前でそれを笑い物にするんです。「こんなレベルの低い連中だ」。こういう言い方をして、社会的な信用を失墜すると。
(2008年7月27日 「大地塾」にて)
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