月刊誌「北方ジャーナル」公式ブログ

　朝、最愛の妻に「今日はやりたいことがあるから、（騒がしいアンタらは）どこかに出掛けたら？（そして、夕方まで帰って来ないで）」と優しく言われた筆者。お言葉承り、仰せに従うことにして、娘と２人で実家に出掛けました。

　実家に着くと真新しい虫カゴが玄関にあって、中を覗くとメスのクワガタが２匹。何でも、道民の森の道路をのんきに移動していたので、クルマに轢かれるよりは…とジイちゃんが連れて来たそうな。

　我が家にはすでにオス１匹、メス３匹のクワガタがいるうえ、メスだと見た目もゴキブリと大差ない。正直なところ、あまり有り難くなかったのだが、「ジイちゃん、ありがとう～」なんて喜んでいる娘を見ると、こりゃ引き取らざるを得ません。

　甲虫王者ムシキングの影響もあってか、娘は昆虫が大好き。といっても、近くで眺めるのが好きというだけで直に触るのはＮＧ。小学校の入学祝いに買ってやった小学館の図鑑を引っ張り出しては、飼育環境はどうしろ、エサはああしろと指図するだけなので、先が思いやられるというものである。

　娘の指示に従って少々過密な飼育ケースにクワガタ２匹を移し、しばらく眺めていると、何やらオスの様子が変。そのうち、連れて来たばかりのメスの上にまたがって、祝日の夕べにはあまり相応しくない80年代中期の土曜ワイド的な光景が繰り広げられたのでありました。（ひ）