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2008年06月30日

サミット警戒、路上の受難続く


「反サミット」の狼煙が、皮肉にも路上の生活を圧迫する結果に(30日朝、エルプラザ)

 北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)開催が秒読み段階となり、札幌市中心部ではホームレスの居場所が急速に狭まっている。本誌7月号からの連載『貧しき亜寒帯』では市内バスターミナルでの退去通知(警告板)について報じた。この問題は本誌発売に先んじて毎日新聞が、また今月中旬には北海道新聞が報じたが、その後もホームレスの受難は続いており、7月3日からは市内公共施設の無料ロッカーと談話スペースが使えなくなることがあきらかになった。
 ホームレスが身の回りの荷物を保管する場所として最も重宝するのが、都心の無料ロッカー(パチンコ店、公共施設など)や比較的安価のコインロッカー(百貨店周辺など)。中でも、JR札幌駅北口の公共施設「エルプラザ」の無料ロッカーは、同駅周辺を拠点にするホームレスたちに頻繁に利用されていた。日中、市街を徒歩で移動することの多いホームレスたちにとって、荷物置き場の確保は深刻な問題。エルプラザのロッカーは、同1階の情報センターを利用する人たちが荷物を置くことを前提とした設備とあって、同センターなどに長時間滞在するホームレスたちにとっては、いわば公然と利用できる数少ない収納スペースのひとつだった。
 その無料ロッカーが、7月3日からサミット終了までの7日間にわたって利用できなくなる。附近のバスターミナルで寝起きする路上歴約1年の男性(57)は、「急な話なんで途惑ってる。常に手に持って移動するしかないんだろうか」と困惑を隠せない様子。さらに、同男性を含む複数のホームレスが読書や休息などに活用している4階の談話スペース(開放時間8:45-22:00)も、一時的に利用できなくなる見込みだ。施設管理者の財団法人札幌市青少年女性活動協会は、近く同スペースの卓と椅子の撤去を検討しているという。
 今回の措置は、7月5日前後に開催が予定されている大規模な反サミットデモに関連しての規制と思われる。施設管理者は「デモの主催者が5日夜にエルプラザで集会を開く予定がある。昨年のハイリンゲンダム(ドイツ)サミット開催時、現地のデモで死者が発生しているということもあり、警備の強化を検討せざるを得なくなった。路上の人か否かにかかわらず、市民の皆さんに気持ちよく利用して戴きたい思いはあるが、最優先事項が『安全』である以上、やむを得ない」と話している。




Posted by 北方ジャーナル at 14:53│Comments(0)
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 昭和47年(1972年)創刊。生活者の視点と取材を重視する編集方針を創刊以来のポリシーとし、05年11月からは有限会社Re Studio(リ・スタジオ)が発行。道内有名書店などで毎月15日前後に発売。購読の申し込みや問い合わせ、情報提供などはサイドバーにある「編集部へメッセージ」からどうぞ。
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