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2008年06月24日

オオワシ国際シンポジウム

オオワシ国際シンポジウム 6月23日、札幌コンベンションセンター特別会議場で、札幌市円山動物園が主催して「オオワシ国際シンポジウム in SAPPORO」が開催された。


 開会にあたり上田文雄市長が挨拶に立ち、また来賓のレオニード・フェフチュク在札幌ロシア連邦総領事、さらに北海道地方環境事務所の浅野能昭所長が、シンポジウムの開催を祝った。
 猛禽類医学研究所代表の齋藤慶輔氏(獣医師)がコンセプト説明をした後、ロイ・H・デニス氏(ハイランド・ファンデーション・フォー・ワイルドライフ理事、英国オジロワシ・プロジェクトチーム・メンバー)、またウラジミル・マステロフ氏(モスクワ大学教授、オオワシ研究者)が、それぞれの立場からキーノート・スピーチを行なった。
 北海道とサハリンはオオワシの生息地であり、両地区が連携することで絶滅の危機にあるオオワシの個体を増やしていく取り組みが行なわれる。繁殖で実績のある円山動物園が中心となり、野生に還す試みがはじめられる。

オオワシ国際シンポジウム

 シンポジウムの後半はパネル・ディスカッションが行なわれ、円山動物園の金澤信治園長(写真左)やデニス氏(中央)、マステロフ氏(右)を含め、北海道地方環境事務所統括自然保護企画官の坂本真一氏や元円山動物園園長の北村健一氏も加わって、前向きな取り組みについて話し合いが行なわれた。
 ペット・ブームの陰で、在来種が脅かされ、絶滅の危機に瀕している動物はたくさんいる。特に渡り鳥は国境をまたいで往来するだけに、国を越えた連携が必要になる。市民も円山動物園に足を運びながら、動物を取り巻く環境を考えてほしい。(ぢ)


Posted by 北方ジャーナル at 12:51│Comments(0)
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