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2008年06月22日

あの男が砂川に帰ってきた!「桂三若落語会」

あの男が砂川に帰ってきた!「桂三若落語会」「皆様ようこそいらっしゃいました。私が"寝起きのジュリー"こと桂三若でございます」。

 6月21日、砂川市にある「地域交流センターゆう」大ホールで「桂三若(かつら・さんじゃく)落語会」が行なわれ、会場には約200人が集まった。

 三若さんはテレビでおなじみの桂三枝さんを師匠に持つ、上方(関西)落語家。1994年に入門し、2001年に「なにわ芸術新人賞」、05年には大阪文化祭賞奨励賞を受賞している。ところが07年、思うところあって所属事務所を離れ、日本全国をバイクで落語行脚の旅に出た。一年間で47都道府県をくまなく回り、上がった高座が通算471回。道内でも11カ所で落語会を行ない、砂川市もそのひとつであった。

 今回の落語会は、同センターを管理運営するNPO法人「ゆう」の自主事業として行なわれた。昨年5月の落語会で三若さんを知った市民有志から、ぜひもう一度、とお呼びがかかったもので、約一年ぶりに砂川市に帰ってきたことになる。このたびは前座に笑福亭松五を従え、全国行脚の成果をお世話になった砂川市民にお披露目するのだ。

 市内各所に貼られた「三若落語会」のポスターには「あの時の『笑』が再び砂川にやってくる!」とあった。観客は野宿や霊安室で寝たこともあるという、三若さんのバイク旅で起こった数々のエピソードに爆笑し、惜しみない拍手を送っていた。

 現在、三若さんは「カムバック落語会」と称して、旅で回った地方を再び訪れているという。全国を自らの足で(バイクで?)歩いて築いた、人と人の出会い、つながりは大変貴重なものだろう。彼は一種完成されたかに見える現代の大手芸能プロダクションのシステムから離れ、いにしえの「旅回り芸人」の立場に身を置くことによって、大変大きなものを掴んだのではないだろうか。今後の桂三若の活躍に、さらに期待したいところだ。

 三若さんは自身のブログ「落語日記」で、これまでの旅の様子を公開している。さらに今年8月には、札幌の出版社「寿郎社」から落語行脚のエピソードをまとめた「ニッポン落語むちゃ修行」が出版される予定だが、7月31日までに予約すると、予約特典として三若さんの千社札がもらえるという。詳しくは寿郎社サイトまでどうぞ。(ご)


Posted by 北方ジャーナル at 03:05│Comments(0)
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