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2008年02月03日

排雪の季節

排雪の季節

 地球温暖化の傾向とはいえ、今日は東京でも雪が降っている。旧知の気象学者に言わせると、「風向きが変わり、偏西風の吹き方がデータにない規模で変化していることが問題」なのだという。これは偏西風ばかりでなく、世界各地で風の吹き方が異常になり、予測のつかない災害に見舞われる危険を示している。海水温が上がり、風向きが変化することで、「風が吹けば桶屋が儲かる」式の笑えない気象異常が起きているのだ。
排雪の季節


 それはさておき、去年の積雪量を超える豪雪状態に戻った道内では、再び除雪業者が活躍をはじめた。記者の借家がある町内でも、朝8時から回覧の通りに、ダンプが連なっての排雪がはじまった。毎年のことながら、車一台が通るだけの状態となり、もう除雪のしようもない有様だった。心なしか、排雪前の除雪もおざなりで、きちんと雪を押しつけていかない。重機のオペレーターが悪いのか、原油高騰の影響なのか、不満が高まっていた。
排雪の季節
 記者は締め切り前の取材をキャンセルして、作業が終わるのを待つこと3時間。ダンプ軍団が別の町内へ移ってからも、取りこぼした大きな雪の塊と格闘すること30分。ようやく広々とした従来の通りが開通した。高齢者の多い町内では、年々、除雪が大変になっている。助け合うにも、向こう三軒両隣が、みんな70歳過ぎのお年寄りでは話にならない。
 北海道が抱える命題とはいえ、過疎地での事態はさらに深刻だ。(ぢ)


Posted by 北方ジャーナル at 16:47│Comments(0)
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