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2008年02月02日
古き良き時代
ガソリン税の暫定税率などをめぐり、与野党が激しい立ち回りを演じたと思いきや、つなぎ法案に関してはショボい寝技を掛け合ったりして、国会というところはつくづく面白いなぁと思う今日この頃。
そういえば、暫定税率の存廃問題では民主から造反議員が出たと伝えられたが、自動車業界の集会に出席していた道内選出の民主参議は、何であんな満面の笑みを浮かべていたんでしょうか。
ニュース映像を見ながら、「あれ、いっこく堂の腹話術人形があんなところに…」と一瞬目を疑ったが、よくよく観察すると小川勝也参議。いずれ機会があれば、あの時の心境を訊いてみたいもんですな。
閑話休題。車がなければ何もできず、灯油がなければ凍え死ぬしかない北海道民としては、暫定税率以前に昨今の原油高に遡って怒りを禁じ得ないのである。
確か30年ほど前に、「あと30年で石油は枯渇します」と少年向け科学雑誌で読んだ記憶があるのだが、需給関係を主要因に原油が高騰しているならいざ知らず、インチキなマネーゲームの割を食っているだけのような気がするから胸クソ悪い。
「責任者出てこい!」と、机をバンバンしたいのであるが、怒りの矛先をどこへ向けるべきかよく分からないから、さらに始末が悪い。
怒りに任せてクルマのなかを掃除していたら、ガソリンスタンドの納品書の束が出て来た。レギュラーの単価を見て、思わず「あー、昔は良かったの~」とハリウッド全盛期に思いを馳せる老人のような台詞が出そうになった。
この頃、筆者のガソリン代は月額17,000円前後だった。今冬は月額30,000円近くなっている。削りたくても、削れないのである。
ユニセフのマンスリーサポートや、ホームレスが売る雑誌「ビッグイシュー」の購入にかかるカネは惜しくないが、道路特定財源に使われる税金は惜しいのである。東京在住で電車通勤をしているなら、こんな愚痴は言わないかもしれないが。
(ひ)
Posted by 北方ジャーナル at 21:31│Comments(0)
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