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2008年01月28日
スピカが燃えた! ジミー東原オールスターズ
27日、STVスピカのファイナルイベントのひとつとして、日本を代表するブラスロック・バンド「ジミー東原オールスターズ」のツアーライヴ(主催・STV)が行なわれた。
トランペット3管、テナー、アルト、バリトン、トロンボーンで組まれた分厚いホーン隊を受け止めるのは、ツインドラムにツインキーボード。バンドリーダーのジミー東原(g)をはじめ、いずれも一流のベテランミュージシャンたちだ。
チェイスの「黒い炎(Get it on)」といったお馴染みのブラスロック・ナンバーのほか、ギターカッティングが印象的なドゥービー・ブラザーズの「ロング・トレイン・ランニング」、マンボメドレー、そしてオリジナル楽曲などを織り交ぜた構成は、さすがにツボを押さえたベテラン勢といったところ。
田中彰(ts)の尺八をフューチャーした「リンゴ追分」で観衆をクールダウンさせたと思えば、山本修と三沢佑彰のドラムバトルで一気に熱狂の渦に引き込む…といった具体で、文字通り息付く暇のない怒濤のステージングで魅了した。
生のライヴを見て思うのは、やはりバンドの要はリズムセクションだということだ。バンドの華であるホーン隊が光るのも、サウンドを下支えする長尾雅道(b)ほかリズム隊の貢献があってこそ。その点、腕利きを揃えたオールスターズは安定感抜群だった。
多忙なミュージシャンばかりでリハーサルに時間を割けるのか心配していたが、そんな危惧はライヴ冒頭で吹っ飛ばされた。リーダーのジミー東原も、リードプレイばかりでなくバッキングに回っても熟練の技を見せ、目の肥えた観衆を唸らせた。また、緑ワコ(vo)とのコミュニケーションの良さも、バンドの充実ぶりを窺わせた。
ライヴの半ば、お約束の「この素晴らしき世界(What a Wonderful World)」でリードを取った太陽グループの東原俊郎社長(tp)は、曲後に軽妙なMCで観衆から笑いを取っていたが、これはお愛嬌。これだけ本格的なブラスロック・バンドで高音楽器を受け持つのは相当なプレッシャーだっただろう。
今回の会場は閉館間近のスピカであったが、バンドのスタイルを考えればもう少し小さなハコの方が熱気が増すに違いない。早い時期に、もう一度札幌でのライヴを望みたい。
(ひ)
チェイスの「黒い炎(Get it on)」といったお馴染みのブラスロック・ナンバーのほか、ギターカッティングが印象的なドゥービー・ブラザーズの「ロング・トレイン・ランニング」、マンボメドレー、そしてオリジナル楽曲などを織り交ぜた構成は、さすがにツボを押さえたベテラン勢といったところ。
田中彰(ts)の尺八をフューチャーした「リンゴ追分」で観衆をクールダウンさせたと思えば、山本修と三沢佑彰のドラムバトルで一気に熱狂の渦に引き込む…といった具体で、文字通り息付く暇のない怒濤のステージングで魅了した。
生のライヴを見て思うのは、やはりバンドの要はリズムセクションだということだ。バンドの華であるホーン隊が光るのも、サウンドを下支えする長尾雅道(b)ほかリズム隊の貢献があってこそ。その点、腕利きを揃えたオールスターズは安定感抜群だった。
多忙なミュージシャンばかりでリハーサルに時間を割けるのか心配していたが、そんな危惧はライヴ冒頭で吹っ飛ばされた。リーダーのジミー東原も、リードプレイばかりでなくバッキングに回っても熟練の技を見せ、目の肥えた観衆を唸らせた。また、緑ワコ(vo)とのコミュニケーションの良さも、バンドの充実ぶりを窺わせた。
ライヴの半ば、お約束の「この素晴らしき世界(What a Wonderful World)」でリードを取った太陽グループの東原俊郎社長(tp)は、曲後に軽妙なMCで観衆から笑いを取っていたが、これはお愛嬌。これだけ本格的なブラスロック・バンドで高音楽器を受け持つのは相当なプレッシャーだっただろう。
今回の会場は閉館間近のスピカであったが、バンドのスタイルを考えればもう少し小さなハコの方が熱気が増すに違いない。早い時期に、もう一度札幌でのライヴを望みたい。
(ひ)
Posted by 北方ジャーナル at 16:21│Comments(0)
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