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　　10月17日付の日本経済新聞によると、民主党の小沢一郎代表が23日来道し「新党大地」の鈴木宗男代表と次期衆院選での選挙協力について話し合い、同日共同記者会見を行う、と伝えている。

　同記事によると、民主党は道東の選挙区と比例で「大地」3候補を推薦・支援し、逆に道西部では「大地」が民主に協力する、とのこと。これについて鈴木代表はHP内にある「ムネオ日記」で「全く決まってもいない話で、沢山の記者が取材に来てくれたが、戸惑うばかりである。人騒がせな話をしてくれたものだ」と書いており、7月の参院選で同党と民主党などが推薦した多原香里氏（落選）の選挙戦で、連合が道東地域で厳しい締め付けを行った件などについての総括を行うのが先決だ、としている。

　さらに「ムネオ日記」では、16日に自民党道連を訪れた古賀誠選挙対策委員長が会見で「（鈴木代表と）できるだけ早い機会にお会いしたい」と語った件について「古賀さんとも伊吹さんとも昔からのご厚誼を戴いており、古い人間関係なので、聞く耳はきちんと持つようにしたい」と書いているが、自民中枢と道連との温度差について懸念を示し、「出方を見ることにする」といった表現にとどめている。

　これらの情報について新党大地では「全くの初耳。どこで聞いたのか」と話す。日経記事は民主党サイドから流れたものと思われるが、「大地」へ伝えられる前に報じられたことに違和感を感じている様子。小沢来札23日はほぼ決定と見られるが、ギリギリまで手の内を明かさない「後出しジャンケン作戦」で迫る「大地」にとって、「道東で3候補」「道西部で協力」といった具体的な情報の出所が気になるところだ。