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2020年07月15日

北方ジャーナル2020年8月号




7月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】歓楽街の感染防止を目指す「ススキノ助成金」の行方

干天の慈雨はどこへ──
すすきの観光協会による
「9団体優先」に異論続出


感染防止対策の徹底を前提に歓楽街の事業者を支援する全国初の試み、いわゆる「ススキノ助成金」の分配をめぐり大きな論議が起きている。札幌市から事業委託を受けた一般社団法人すすきの観光協会(本部札幌・大島昌充会長)が、助成先を同協会など9団体に限定したことに異論が続出。大きな痛手を受けた地域にとって朗報になるはずだった公金支出は一転、業界を分断する火種になりかねない様相だ──。 (本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】首相批判封殺の波紋⑩

闘い、なお終わらず
警官不起訴に当事者が異議
排除にSP動員、国賠で判明



昨年夏に札幌で起きた出来事は、今のところ「事件」にも「不祥事」にもなっていない。警察が一般市民を拘束し、為政者への批判を封じる――。次々と掘り起こされた写真や映像に残る事実を前に、現場の警察官は誰一人として処罰されず、懲戒処分も受けなかった。表現の自由を奪われた当事者たちは、季節が一めぐりした今もそれを問う声を上げ続けている。首相演説野次排除問題に、2度めの夏が訪れた。(小笠原 淳)

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【報道】狩人、銃を奪われる ②

「丸投げの挙句、犯罪者に」
銃所持許可めぐる訴訟、初弁論
地元ではクマ出没も「撃てない」



「国民の生命を守るべき警察が対策を我われに丸投げした挙句、犯罪者に仕立て上げた」――。7月上旬、ヒグマ駆除をめぐる銃所持許可取り消し問題が法廷に持ち込まれた。公安委員会を訴えたハンターは意見陳述で駆除の正当性を主張、処分の取り消しを求めている。クマの目撃が相継ぐ地元では「誰も引き金を引けない」状態が続いており、訴訟の行方は今後の有害獣対策に大きく影響することになりそうだ。(小笠原 淳)

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【報道】迷走する豊浦町のバイオガス発電事業

1年目で限界が見えた処理能力
二酸化炭素削減は目標に届かず

「豚ふん尿偏重」も遠因か



胆振管内の豊浦町(村井洋一町長)がエネルギーの地産地消や循環型地域の形成を目指し、高岡地区の貫気別川沿いで2019年4月から運転を開始した豚ふん尿ベースのバイオガス発電プラント。総工費23億2200万円をかけ鳴り物入りで建設されたものの、運転初年度から赤字を計上。副産物の液状肥料、消化液の引き受け先が広がらないこともあって前途多難な様相を見せている。迷走する豊浦のバイオガス事業の現状を追った。  (佐久間康介)  続きを読む

Posted by 北方ジャーナル at 00:00Comments(0)バックナンバー
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