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2019年10月15日

北方ジャーナル2019年11月号




10月15日発売。お求めは道内有名書店、セイコーマート、インターネットではAmazon、またはオンライン書店『Fujisan.co.jp』、あるいは直接当社(右サイドバーのメールボタンから)までお問い合わせください。

【報道】新ひだか町発・新しい「アイヌの英傑像」に噴き出す批判

新シャクシャイン像は
民族分断のシンボルか


浮上した「町とアイヌ協会の二人三脚」



かつてのアイヌ民族の英傑、シャクシャインを顕彰した像を昨秋、所有者である新ひだか町(大野克之町長)が解体撤去し、新ひだかアイヌ協会(大川勝会長)が新しい像を建立した問題が地元でくすぶっている。かつて全道のアイヌ関係者の総意の下で建てられたシャクシャイン像は、なぜ葬られることになったのか。見えてきたのは町役場とアイヌ協会による「二人三脚」の構図だ。マスメディアが触れないこの問題の深層とは──。(本誌編集長・工藤年泰)

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【報道】首相批判封殺の波紋3

「事実確認」3カ月――

議会答弁で法的根拠示せず
野次排除、道警の沈黙続く



「事実確認を継続中です」「中立性に疑念が抱かれたことは残念」「今後とも不偏不党かつ公平中正に」――。7月中旬に札幌で起こった、首相演説野次排除問題。その後3度にわたって議会に呼ばれ質問を受けた警察幹部らは、アナログレコードの針が飛んだような答弁をひたすら繰り返すことになる。問題が発生してから、まもなく3カ月。当事者らが声を挙げ続け、また第三者の告発や抗議声明なども続く中、強制排除の法的根拠は今もって示されないままだ。(小笠原 淳)

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【報道】函館消防・不正手当問題〈4〉

「組織ぐるみ」飽くまで否定

不正支給額1200万円超
函館消防・夜間勤務の85%で



調査の結果がまとまるまで、不正の告発から半年以上の時間が費やされた。本誌6月号で初めて報じた、函館市消防の時間外手当不正受給問題。同市消防本部は9月末、内部調査の結果を報道発表、翌10月1日には消防長ら幹部職員が議会報告に臨んだ。明かされた金額は、計1200万円あまり。だがそれは飽くまで書類で裏づけられた事実に過ぎず、不正の全貌は確認不能のまま幕引きを迎えることになった。(小笠原 淳)

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【報道】迷走する「北8西1市街地再開発事業」

地権者の合意形成ないまま
札幌市が再開発組合を認可


コンサルとゼネコンが主導する暴走開発?



JR札幌駅北口近くの「北8条西1丁目市街地再開発事業」(約2ha)に暗雲が漂っている。当初計画から変更が繰り返され事業収支がはっきりしないまま、しかも待ったをかけた地権者がいる中で準備組合から公的団体として責務を持つ「市街地再開発組合」(田中重明理事長)に移行したからだ。この事態を受け、地権者の関係者は札幌市議会に10月下旬にも再開発事業の見直しを求める陳情書を提出する予定で、受理されれば市議会で事業の妥当性が審議されることになる。合意形成なき再開発事業の暴走──。全国的にも異常な事態が「北8西1」で起こっている。(佐久間康介)

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Posted by 北方ジャーナル at 00:00Comments(0)バックナンバー
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