
2011年04月12日
話題の『マイ・バック・ページ』の山下敦弘監督を直撃
若手の中で注目株の山下監督
全共闘運動が過熱し、急速に衰退していった60年代後半から70年代前半を舞台に、若きジャーナリストと学生活動家の葛藤と挫折を描いた映画『マイ・バック・ページ』。全国公開(5月28日)を前に、作品を手がけた山下敦弘監督(34)が4月4日、キャンペーンのため札幌入りし、市内のホテルで本誌の単独インタビューに応じている。
インタビューで山下監督は「なぜあの時代、若者たちがあんなに熱かったのか。映画全体を通してそれを描くのに苦労した」と撮影時を振り返った。 続きを読む
2010年11月21日
『レオニー』の松井監督が札幌に“凱旋挨拶”
モエレ沼公園を生んだ世界的芸術家とその母の、波乱に満ちた生涯を描いた日米合作映画「レオニー」(角川映画配給)の全国公開が20日から始まった。21日には、「お世話になった北海道の人たちに感謝したい」と松井久子監督が札幌市を訪れ、「ユナイテッド・シネマ札幌」(中央区)で舞台挨拶を行なった。 続きを読む
2010年11月18日
「こまどり姉妹がやって来る」がやって来る!

こまどり姉妹はデビュー半世紀超、“演歌界のザ・ピーナッツ”と呼ばれ、一時代を築いた
北海道がルーツの演歌デュオ・こまどり姉妹が、北海道に帰ってくる―!
12月8日、札幌国際大学「ホッカイドウ学」準備室が企画したイベント「こまどり姉妹とその時代」が札幌市内で開かれる。歌謡ショーのステージに加え、民俗学者の赤坂憲雄さんらによる“公開聞き書き”が披露されるほか、ドキュメンタリー映画『こまどり姉妹がやって来る ヤァ!ヤァ!ヤァ!』(2009年、片岡英子監督)が特別上映される。 続きを読む
2010年10月01日
本日から、撮り下ろし展「〜いのちの記憶〜HOKKAIDO」

今日から「富士フイルムフォトサロン札幌」(札幌市中央区)がリニューアルオープン、サロン再開第1回目の写真展撮り下ろし展『〜いのちの記憶〜HOKKAIDO』も本日から開催されている。
同写真展はNPO法人「北海道を発信する写真家ネットワーク」(北区)の会員29人が昨年から今年にかけて撮影した作品45点で構成。「いのちの記憶」をテーマに、今の北海道の姿を多ジャンルの写真家がさまさまな視点から切り取り表現している。
この写真展にあわせて、同NPO法人ではセミナーや撮影会も開催している。まだ申し込み可能ということなので、この機会をぜひ利用してほしい。 続きを読む
2010年09月14日
10月から「富士フイルムフォトサロン札幌」が復活!

photo/中山 浩樹 氏
プロ・アマ問わず写真家の発表・交流の場として長年親しまれてきた「富士フイルムフォトサロン札幌」(札幌市中央区)が閉鎖されて半年余り。札幌には写真専門の大規模な常設ギャラリーが皆無となり、多くの愛好家から同サロンを惜しむ声が聞かれたが、その念願叶ってかこの10月から同サロンは営業を再開、しかもリニューアルされてオープンすることとなった。
このリニューアルオープンを記念して、NPO法人「北海道を発信する写真家ネットワーク」(北区)が10月1日(金)から撮り下ろし展『〜いのちの記憶〜HOKKAIDO』を開催する。
同法人は、「写真で北海道を発信・応援する」をテーマに、北海道を拠点に活動する多ジャンルのプロ写真家43人で構成。2007年の発足以来、札幌市モエレ沼公園内で大々的に開催した写真展『CAN(Culture And Nature in Hokkaido)』を始め、08年の洞爺湖サミットの際は各国首脳・報道陣に贈呈された写真総集『北の記憶』への作品提供など、写真を通じ内外に北海道の魅力を発信してきた。
今回の写真展は、同法人の会員が、昨年から今年にかけて撮り下ろした作品で構成。「いのちの記憶」をテーマに、今の北海道の姿を多ジャンルの写真家がさまさまな視点から切り取り表現している。たとえば、北海道に生きる人々の暮らしや自然環境に息づく動植物の営み、生命活動の痕跡や人々の思い出が滲み出る風景など──。21世紀初頭の北海道には、どのような生命の輝き、痕跡が存在しているのか。道内在住であっても、見慣れたと思っていた北海道にこんな景色があったのか、とハッとさせられる写真がずらりと揃った。
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2010年08月20日
茶廊法邑にてアート展「空想劇場」開催中

写真展や美術展示、音楽発表などが行なえる多目的ギャラリースペースを備えた札幌市東区のカフェ『茶廊法邑(さろうほうむら)』では現在、アート展『はかなくも美しい不思議世界 空想劇場 其の一』を開催中だ。期間は8月30日(月)まで。
同展は法邑芸術文化振興会による企画展で、プロデュースは山岸せいじ氏。札幌在住の若手アーティスト6人による写真・映像・音の響演だ。参加アーティストは、石黒翔氏(映像)、宇津木圭氏、クスミエリカ氏、こんのあきひと氏、not/c(kohei sasaki)氏、山岸せいじ氏。
「当初から写真展というよりはアートに力点を置いた展示がしたくて、道内で“画像処理”を主にやっている人達を集めて、それをひとつコンセプトで、ひとつの場で展示してどうなるのかな、と思っていたんです。そのうち“画像処理”の作品だけではなく、映像も入れると面白い空間になるのでは、映像が入るのなら音も入れようということで、私を含めて6人による展示となりました」(山岸氏) 続きを読む
2010年04月08日
映画『春との旅』で仲代達矢と小林監督らが来札キャンペーン

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2010年03月18日
吉田戦車『出前姫』

全1巻、初版発行10年02月23日、エンターブレイン、本体750円税別
北方ジャーナル2010年4月号掲載のコラム『小笠原淳のたまにはマンガも読みたまえ!(第49回)』より転載。
民話の人が紡ぐ壮大なる“出前”譚
交錯する興奮と脱力、堪能あれ
副題の「民話ボンボン」というのは作品のシリーズ名なのか単行本の分類なのかあるいはほかの何かなのか、よくわからないが、いかにも吉田戦車は民話の人に違いない。商業誌デビュー作(ではなかったかもしれないが)の短篇はロボットになった男子高校生と人間の女子高校生との恋愛譚だったが、あれもSFというより民話だった。というより、SFにはだいたい民話の要素が詰まっているのだが。
縫い物をする母の肩に小人が載っている、という場面を描写しただけの『肩守り』という掌篇もあった。「蝶犬」という架空の神事を巡っての騒動を綴った『ちょうちょをとる』は、その舞台が東北地方のどこかと思しい過疎地で、時代設定こそ曖昧だったものの、そこここに民話の匂いが醸されていた。
それらの短篇にみられた抒情こそ前面に出ていないが、しかし本作も民話のひとつと言ってよいだろう。
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2010年01月03日
2009年12月31日
正月明けにオペラはいかが? 二期会の「メリー・ウィドウ」
2009年10月29日
「笑う警官」公開記念 佐々木譲が語る警察小説の世界

映画『笑う警官』(角川春樹監督、同製作委員会)は、佐々木さんが手がける一連の「道警シリーズ」第1作を映像化した作品。道警本部管内の架空の警察署を舞台に、ある事件がきっかけで警察組織と対立することになった警官たちの姿を描きながら、組織ぐるみで進められる警察内部の腐敗の構造を抉り出す。原作も含め、2004年に発覚した道警裏金問題など実際の事件が作品の下敷きとなった。
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2009年10月27日
今日から読書週間
本屋はケシカラン。札幌市内の大型書店で個人的にケシカランと思うのは、札幌ステラプレイスのイースト5階にある三省堂書店の札幌店と、コーチャンフォーの新川通り店である。
三省堂札幌店がケシカランのは、テーマの近い本が出版社別にうまいこと並べられていて、特に平積みスペースが妙に心の琴線に触れるところだ。コーチャンフォー新川通り店の方は、興味に任せて売り場を回っていると気付いた時にはえらく時間が経っていた、という浦島太郎現象を引き起こすメチャクチャ広い売り場を擁している点である。 続きを読む
2009年10月16日
映画「僕らのワンダフルデイズ」 試写でウルウル

53歳サラリーマン、余命半年──、彼が気づいた本当に大切なもの。
家族と仲間たちの、最高に笑って泣ける感動エンターテイメント映画「僕らのワンダフルデイズ」のプレス向け試写(主催:株式会社マスト) を鑑賞した。 続きを読む
2009年10月10日
「まぐろの日」にビートルズ
9月9日にEMIから世界同時発売されたビートルズの最新リマスターCD、皆さん楽しんでいらっしゃるでしょうか。夏前からアマゾンで予約していた筆者は、発売直後に難なく入手して朝晩と聴いております。
小学4年生から「ザ・ビートルズ・シネ・クラブ」(現ザ・ビートルズ・クラブ)に入会し、懐かしの「復活祭」でレアグッズなどを物色していた筆者は、何だかんだでファン歴30年以上ということになる。真新しい紙ジャケをズラリと並べてみると、兄と2人でお年玉や小遣いを全て注ぎ込み、ようやく買えた1枚1枚を慈しみながら聴き狂っていた幼き日々を思い出して、感慨もひとしおなのである。
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2009年10月01日
札幌で和服イベント「継承する志」はじまる

今回のテーマは「技を伝える者、それを継承する者たち」。本場大島紬(奄美)の南修郎氏、本場結城紬(茨城)の藤貫成一氏、献上博多織(福岡)の人間国宝・小川規三郎氏、そして西陣枡屋高尾(京都)の高尾有子、朱子姉妹と、次代を担う彼らの弟子たちも登場し、それぞれが持つ歴史や技術について講演した。
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2009年09月08日
ビートルズブーム再燃
ビートルズの最新リマスターCDの発売日が、いよいよ明日9日に迫った。最新のデジタル・リマスター技術によって、耳馴染みのサウンドがどう変わるのか興味は尽きない。
発売までのあと1日が待てないという人は、上のビデオで心の渇きを癒して下さい。(ひ)
2009年08月11日
没後20年の彫刻家、砂澤ビッキを偲ぶ

会場の「エコミュージアムおさしまセンター」
8月8日(土)から30日(日)までの間、音威子府村の「エコミュージアムおさしまセンター」で、北海道出身の彫刻家、砂澤ビッキ氏没後20年にちなむイベント「第14回樹を語り作品展」(同実行委主催)が開催されている
同展はビッキ氏が音威子府村に移住した翌年の1979年に始まり、「木と親しむ、木と遊び、木と語り合う」をテーマに創作仲間たちと行なっていたもの。生前には10回行なわれ、死後も不定期に開催されていた。今後は「没後20年という節目を踏まえ、“樹を語り作品展”にこだわらず、次のステップに進もう」という意見が実行委内部で高まり、今回が最後の開催と決まったという。 続きを読む
2009年08月06日
ジミー東原ASライブは今日午後7時ゼップ札幌

午後7時から始まる、今回の全道ツアー札幌編。ゲストは鈴木聖美、そして昼間のワークショップに参加した札幌市内某中学校吹奏楽部のメンバーも、本番のステージで東原オールスターズと競演する。当日券も若干出るようだ。詳しい情報はこちらをご覧ください。 (て)
2009年07月25日
「札幌カフェボサ2009」開催!
2009年07月23日
女優・藤野羽衣子7月24日ライブ出演!

その昔、「藤繭ゑ」の芸名でススキノの夜を熱くさせたことで有名な藤野氏だが、現在はムード歌謡の情緒とロックの熱情を融合した音楽ユニット「ジプシーローズ」など、多方面で活躍している。今回はバンド活動再開に向け、『Three Dosanko Jones』のライブで、歌とパフォーマンスを披露するという。お父さんもお兄さんもお姉さんもお母さんも、これは必聴のライブとなるだろう。詳しい情報は…。 続きを読む